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マイ・リトル・世田谷 (SPACE SHOWER BOOKs)

マイ・リトル・世田谷 (SPACE SHOWER BOOKs)

マイ・リトル・世田谷 (SPACE SHOWER BOOKs)

作家
しまおまほ
出版社
トゥーヴァージンズ
発売日
2014-11-21
ISBN
9784907435431
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マイ・リトル・世田谷 (SPACE SHOWER BOOKs) / 感想・レビュー

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りつこ

なんてことないのになんだか良い。同世代でもないので、ドンピシャ感もない。だけどなんだか懐かしくてほわっとしたりさわっとしたり。心のなかに小さな波が立つ心地よさ。包み込む優しさと突き放す潔癖さ、両方を持ってる人だな。センスがいいなぁとおもうけど良すぎないところがまたいい。ヘヴィな本が続いたあと、ご褒美のように読むのに向いてる。

2015/01/26

ozoz

日常記憶が文学になったようなエッセイ。なんとなく交わす会話。食べたもの。犬、猫、家族、自転車。目にうつる情景。日常を形成する要素が愛おしくなる文体に魅了。結びの数行がなんとも愉快で、切なくて懐かしくて味わい深い。特別な日・記念日を書いてないんだなぁと後で気づく。それもまたいい。あとがきを読んで、この文体の正体がわかるような気が。私もカリカリ好きです。

2015/02/21

xtc1961ymo

真ん丸な文化系女子のしまおさん、文豪の孫だけあってさらりと気持ちよい文章を書きますね。品のある、ある種孤高な佇まいがなんとも彼女らしいです。屈託の無い飾らないさりげなさと女の子ならではのデリケートな含恥に、気持ちが少年時代に戻されました。本当に読むと幸せな気分になります。本の作りも独特の紙質に神経を遣ってあり、軽くて素敵な装丁です。大人になれば宿題しなくてよいと思ってたあの頃を思い出しました。

2014/12/24

akinbo511

友だち同士の雑談のようなぼんやりとした話ばかりで、ほんわかした気持ちで読める。よく知っている場所が出てきたりもするので、景色を思い浮かべて読めるのも楽しい。しまおさんの友達が好きなバンドとして、同級生のバンドが出てきたのにはびっくりした。

2015/09/12

まど

普通に充実していて、楽しい地元での生活がつづられたエッセイなんだけど、どこか寂しくて切なくなるお話。どのエッセイも、最後の数行が特にいいなと思う。

2015/01/07

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