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談志の日記1953 17歳の青春

談志の日記1953 17歳の青春

談志の日記1953 17歳の青春

作家
立川談志
出版社
dZERO
発売日
2021-11-11
ISBN
9784907623463
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談志の日記1953 17歳の青春 / 感想・レビュー

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gtn

友だちと歓談し、恋に悩み、日々の芸の出来に一喜一憂する。談志師もそんな素直な一青年だったことが意外。八代目文治に年始挨拶したり、五代目左楽の葬儀に参列したのもこの年。明治の断片を現代に繋げることができたのも、十六歳で落語界に入ったからこそ。

2021/11/13

qoop

談志17歳の日記。生真面目で一面的、片意地で書生っぽい… 意見は割れるだろうが、実に後の談志・完成形を思わせる性格が見て取れる。逆にいうと、談志は学生気分を残したまま老成したんだなと気付かされる(僕が惹かれる部分は、少なくともこういうところだ)。進もうとする気持ちと留まろうとする気持ちのせめぎ合いに、談志の青春の悩みと人生の方針を見る思いがした。7月12日などに出てくる〈何だか分からない〉は後に頻出する口癖的なフレーズを思わせて可笑しくなった。

2021/11/19

LNGMN

駆け出し落語家、談志少年17歳の日記。ピュアでロマンチックでセンチメンタルなのがこそばゆくて微笑ましい。自尊心と迷いと、将来の夢と不安とが散りばめられた1年間。

2023/12/02

tsukamg

立川談志が17才の時に書いた日記。高校を中退し柳家小さんに弟子入りした一年後で、つまり高校2年生に相当するだろうか。とにかく初々しい。恋しまくり。

2023/01/16

オールド・ボリシェビク

談志も初めから談志ではなかったんだよな。小さんに入門翌年、前座名小よしは17歳である。いつも悩んでいる。女の子のことも気になってならないし、落語についても確たる自信が抱けきれないでいる。当たり前だよな、17歳なんだから。こたつに入り、背を丸めて日記を書いている17歳の少年の姿を思うと、何だかじんとくるね。浅草への嫌悪を綴っているのが印象に残った。新宿が一番だってさ。

2022/05/03

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