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本屋、はじめました: 新刊書店Title開業の記録

本屋、はじめました: 新刊書店Title開業の記録

本屋、はじめました: 新刊書店Title開業の記録

作家
辻山良雄
出版社
苦楽堂
発売日
2017-01-24
ISBN
9784908087059
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本屋、はじめました: 新刊書店Title開業の記録 / 感想・レビュー

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岡部敬史/おかべたかし

2016年1月に荻窪にオープンした新刊書店Titleの店主・辻山さんによる開業記。<マーケティングから売れる本の何が良くないかと言えば、必ず違う似たような本に取って変わられるからです。言ってみれば「替えがきく」という事なので。本は、元は一冊一冊「替えがきかない」はず。替えがきかない「切実な本」にこそ、人の興味はあると思います。>》こんな言葉に勇気付けられ、替えがきかない本をこれからも作っていこうと思った。小さくても「替えがきかないなにか」を志す方にお勧めします。

2017/01/27

itoko♪

著者は都内の大型書店の元書店員さん。「いつかは自分の店を持ちたい。」と思ってはいてもなかなか実行に移すのは難しい。わかりやすい開業のノウハウ本だし、開業にあたって冷静な分析をされていて、なかなか切れ者な印象も感じられた。飲食業経験の奥様の協力でカフェも併設されているそうで、いつか訪れてみたい本屋さんです。

2017/05/03

コージー

★★★★☆大手書店の店員から独立。2016年、荻窪に町の本屋『Title』を開店した辻山さんの開業ストーリー。店舗改装から設備投資、巻末の「事業計画書」など、「小商い」を目指す方には参考になる本。しおりやカバー裏など、いくつかの仕かけを見ると、本が好きな人が持つ優しさも伝わってくる。店を開く時には参考にしたい。【印象的な言葉】①本屋にできることは、なるべくお客様と本との出会いがスムーズにいくように、邪魔をしないということ。②きつい/きつくないというよりは、その仕事をする必然性があるかどうかで選びたい。

2018/08/08

よっち

リブロで店長などを歴任した著者が、これまでの仕事と「自分の店」の物件探し、店舗デザイン、カフェメニュー、イベント、ウェブ、棚づくりなどをどんな風に考えたのか記した一冊。独立して自分のお店持つのは確かに憧れではありますけど、ゼロからいろいろ考えてお店を形にしてゆくこと、そしてそれを続けていくのはなかなか大変だなと。やっぱりこういうお店を持つ人には積み重ねがあって自分が何をしたいのかをハッキリ持っていますね。誠光社店主の堀部さんとの対談などなるほどと思うところがありました。機会があったら一度行ってみたいです。

2017/05/05

ユメ

この時代に個人で新刊書店を開業した記録ということで、出版当初から気になっていた本なのだが、先日初めてTitleを訪れた際に購入。自分がTitleで体験したことを重ね合わせながら読むことができた。私がウェブサイトの感じのよさに惹かれてTitleに行ってみたいと思ったのは、まさに店主の辻山さんが開業にあたって綿密に練った戦略に動かされたのだということがよく分かる。「今、生きている人に対して本を売りたい」という信念が心に響く。Titleの本棚には、今、生きていくために私が読みたい本がたくさんあった。

2018/04/03

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