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ぐりとぐらのたまご

ぐりとぐらのたまご

ぐりとぐらのたまご

作家
中川李枝子
山脇百合子
出版社
ブルーシープ
発売日
2021-12-03
ISBN
9784908356254
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ぐりとぐらのたまご / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

ぐりとぐらが作るカステラは子供なら誰しも「食べてみたい!」と思ったお菓子の一つだろう。かくいう私もぐりとぐらの作ったお弁当などを唾を呑み込みながら眺めた口です。この本は料理だけでなく、ぐりとぐらの着ている服や使っているインテリア、登場する草花に焦点を当てたお洒落な本です。個人的に流行に左右されず、奇を衒わず、色褪せないカーテンが素敵。後、思わず、口遊む『さんぽ』(映画『となりのトトロ』)の歌詞が中川李枝子さんと知り、吃驚。三重県立美術館で開催されていた「絵本の原画展」でのぐりとぐら原画を思い出しながら読了

2023/12/10

shikashika555

ぐりとぐらに出てくるおいしいものや家の中のものたち、外の世界や草花について 各専門家に聞いている。 ぐりとぐらに出てくる食器についての鹿児島睦さんのコメントがとても新鮮に感じた。 絵本の中の食器の柄なんて背景のひとつとしてしか見ていなかった私にとって、どこの地方のものに似ているとか業務用オーダーメイドっぽいとか、デンマークの工房のものかもとかこれはちょっと和風だとかいう丁寧で細かい見方が驚き。言われて見てみたら確かにそう見える。そうかこんな楽しみ方もあるんだ! シアワセの見つけ方を教えてもらった感じ😊

2022/11/24

愛玉子

ぐりとぐらの絵本に描き込まれたものたちを、「おいしいもの」「いえのなか」「そとのせかい」に分けて、専門家の大人たちが考察するという手のひらサイズの素敵な本。器は私の好きな鹿児島睦さんでテンション上がる。これはイギリス風、こちらはデンマーク風などというのも楽しい発見。スタイリストの岡尾美代子さんの「全体的に上品で、しつらえがきちんとしています」という言葉にそうそう!と大きく頷きます。生活感があるのに、シンプルで品が良くて可愛らしくて、何度読んでも色褪せない芯の強さのようなもの。絵本を久々に開きたくなります。

2023/06/19

おはなし会 芽ぶっく 

料理人の野村友里さん、スタイリストの岡尾美代子さん、植物学者の田中伸幸さんなどの観点からのぐりとぐらの世界。特に『ぐりとぐらの草花』が好きです。絵本のなかに登場するつりがねのような花は、「ホタルブクロ」っていうんですね。

2022/02/23

マカロニ マカロン

個人の感想です:B+。横綴じの文庫本サイズで、ぐりぐらの10作品から抜粋した絵を掲載。おいしいもの、いえのなか、そとえのせかい、に分けてコンパクトにまとめてある本。たべもの、器、暮らし方、草花の専門家から見た繰り倉の魅力に関してのコメントも興味深い。ストーリーを追う本ではなく、ぐりぐらの生活に注目した本。山脇百合子さんの絵はシンプルな線で描かれているが、専門家が指摘するように季節、生活の細かいところまで書き込まれていて見直した。トトロの「さんぽ」の歌が中川李枝子さんの作詞だと初めて知った

2023/06/28

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