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病膏肓に入る ─鹿島茂の何でもコレクション

病膏肓に入る ─鹿島茂の何でもコレクション

病膏肓に入る ─鹿島茂の何でもコレクション

作家
鹿島茂
帯コメント 野見山暁治
出版社
生活の友社
発売日
2017-09-28
ISBN
9784908429149
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病膏肓に入る ─鹿島茂の何でもコレクション / 感想・レビュー

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ごへいもち

お金が大変そう、ヽ`(~д~*)、ヽ`

2018/09/02

nbhd

「鹿島さんち」or「所さんの世田谷ベース」。どっちか選ぶのなら、僕は鹿島さんちに行きたい。「世界の独裁者コレクション」を間近で見てみたい。中1のとき、ポケモン(緑)をやってから、事ある毎に「人はなぜコレクションを好むのか?」と謎を抱えていたが、この本で、一つの特殊解を得た気がしている。鹿島コレクションをうっとり眺めた後、本の末尾で次の言葉に遭遇する→「収集しているのは私であって私でない。関係性が私という存在を介して自らを完成しようとつとめている」。蒐集家は「モノの関係性」のエージェントでしかない。愕然感動

2021/11/20

Susumu Kobayashi

著者の古書以外の分野における蒐集の成果を披露した本。「美術館級の逸品からほとんどゴミといえるガラクタまで、じつにさまざまなジャンルのものに手を出している」(p. 246)。高価な品物を買う時には、正当化すべく言い訳を考え出すというのは、自分を顧みても納得する。あとがきは短いながらも蒐集に関する本質的な事柄が述べられている。

2018/09/19

ターさん

タイトルが気に入った。恥ずかしながら、私は意味が分からなかった。傍にいた母に聞くと「知らんの?」と言われた。初老として情け無い限り。とは言え、鹿島先生の本なら読むのは当然だ。コレクションをするという行為は、その気持ちが分からないと悪癖でしかない。しかし、当人はそれを重々承知の上でやっている。それを見聞きし、同情しつつ羨ましく思う。「コレクションを止めたかったらコレクションを完成させることだ」この言葉に壮絶な意志と諦観を感じさせる。このタイトルに相応しい内容だ。以後、私も『病膏肓に入る』を使うことにしたい。

2021/04/07

リアル本屋さんを増やそう

文章の導入が秀逸で,引き込まれます.(他人から共感が得にくい品物の)蒐集家の言い訳みたいなものをつらつらと書くのだが,その書き方に味があるのが魅力.一方で,本書で紹介される60品のうち,欲しいと思えるものが1つもないのがまた素晴らしい.というのも,こうした品物はその背景にある時代や人間関係,文学,風俗など,一定の知識がないと,その価値を理解できないためで,それを知る著者が,これがいいんだ,というその熱意が面白い.「骨董集めの究極の楽しみ,それは価値基準を「自分」で決めることなのである.」

2020/10/15

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