写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所
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写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所 / 感想・レビュー
レアル
不平等条約を解消させるために国の威信をかけて作らせた刑務所。仕事で訪れる事も多々あったが、こうして写真集になるとは感慨深い。今日の見学会の記念に購入。
2017/07/16
瑪瑙(サードニックス)
以前に『空が青いから白をえらんだのです』という奈良少年刑務所の少年達が書いた詩集を読んだ事があります。とても純粋で心を打たれる詩が並んでいました。その奈良少年刑務所が廃庁されるとの事。あまりにも美しいその姿の為保存される事が決まったそうだが、ここでそうやって心を込めて少年達と培ってきた繋がりや教育のノウハウは失われる事はないのだろうか?建物が残るのは嬉しいがそちらの方がとても気になった。犯罪を起こしてしまう少年達を作り出す社会の方に問題があるのに、それを解決できない事がもどかしい。
2017/02/17
宇宙猫
★★★ 奈良少年刑務所の写真集。見る分には綺麗だけど、ここで生活するのはどうなんだろう。使ってないと維持するのも大変だろうけど、長く残してほしいと思う。
2016/12/14
鱒子
図書館本。今年の3月に109年の幕を閉じることになる、奈良少年刑務所の写真集。東大寺にほど近いこの施設は、ホテルもしくは博物館として、民間委託での保存が決まっているそうです。そういう意味で安心して、本を楽しめました。全体の1/3ページでは、「奈良少年刑務所を思う会」の山下洋輔会長や、保存に尽力された方達の声と共に、実際にこの施設に収容されていた方達の思い出が掲載されていて、読み応えもバッチリでした。
2017/01/16
遠い日
今年(2017年)3月に刑務所としての109年の歴史を閉じる奈良少年刑務所。美しい煉瓦造りの建築物だが、そこで過ごした少年たちのことを思えば、単純に美しいとばかりは言えない感情が蠢く。この本の文章を担当された寮美千子さんはずっと奈良少年刑務所の社会性涵養プログラムの講師を務めてこられた。その寮さんの『空が青いから白を選んだのです 奈良少年刑務所詩集』を読んで以来、心に留め置いた少年たちの俤。煉瓦建築にこめられた近代化の希望や目的、それを胸に刻みたい。
2017/01/08
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- 出版社
- 光村図書出版
- 発売日
- 2022-08-05
- ISBN
- 9784813804147