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もうあかんわ日記(ライツ社)

もうあかんわ日記(ライツ社)

もうあかんわ日記(ライツ社)

作家
岸田奈美
出版社
ライツ社
発売日
2021-05-31
ISBN
9784909044303
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もうあかんわ日記(ライツ社) / 感想・レビュー

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yasunon

相性:★★★☆☆ 抜粋:p.85 相手が求めないかぎり、うかつなアドバイスはしない方がいい。 所感:たくましい。お母さんの大手術、それだけで大変なところに、実家に襲いかかる数々の試練。そして、それに立ち向かう著者。お母さんの入院中に起きた「もうあかん」エピソードを日記形式で、面白おかしく発信する。途中で、想像していたよりも著者がずっと若いことに気付いて、尚更感心した。明るく書いてあるけど、こりゃしんどいだろうと思う出来事が多々ある。前向きに突き進む姿に、元気をもらった。

2023/04/15

nyaoko

もうあかん。それはあかん。次から次にやってくる辛い事に折れた心を絶妙なユーモアで補強し、極太の精神に作り替える岸田さん。いや、ほんと、見習わなければと思う。人生には笑いが必要。どんな事だって笑いに替えたもん勝ち。笑ったもん勝ち。入院生活に必要なグッズはとても参考になった。私が入院したら、高級ふりかけ5セットとLUSHのシャンプーをAmazonで買って届けてもらおう。それにしても、大変な家族を愛して愛して愛しまくっている懐の太さと、ペン1本で家族を支える力にはいつも感服してしまう。

2022/04/01

ででんでん

いや、こんな本やったとは。これは大好き!!「人生は、ひとりで抱え込めば悲劇だが、人に語って笑わせれば喜劇だ」をモットーに、次から次に降りかかる「もうあかんわ」の波を乗り切っていくチャップリンならぬナミップリンが最高だ。職場の理不尽、家族の悩みという波風が、友人に共有してもらった途端に、ちょっと笑えるものに変貌し救われる…ということは日々自分でも実感している。(奈美さんほどの怒涛の高波ではないが自分なりには波)「ツッコミを。ツッコミを忘れてはいけない。どんだけしんどい日でも。」←ここは3重線引いとかないと。

2021/10/11

ホッパー

タイトル通りのエッセイ。とても面白かった。前作には表立ってはいなかったヤバいばあちゃんが加わり、もうあかんな状況がパワーアップしている。とてつもなくストレスフルな環境を、笑い飛ばせる文章に仕上げる驚愕のメンタル。面白いだけではなく、家族に対する愛情がヒシヒシと伝わってくるところも心地良い。

2021/08/28

pohcho

東京に暮らす岸田さん。お母さんが大きな手術をすることになり、弟とおばあちゃんと2匹の犬が住まう神戸の実家の留守を預かることに。弟はダウン症、おばあちゃんは認知症が一気に進み、福祉に頼ろうとするもその手続きはあまりにも煩雑で。「もうあかんわ」と言いながら、ギリギリで頑張った37日間の記録。ものすごく大変な日々を笑いに昇華されていて、アラサーの独身女性がえらいなあ・・と思いながらとても楽しく読了。家族愛にグッときた。弟さんと仲が良いのが羨ましい(うちは疎遠なので)面白かった。これからもがんばってほしい。

2022/05/17

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