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レベティコ-雑草の歌 (サウザンコミックス)

レベティコ-雑草の歌 (サウザンコミックス)

レベティコ-雑草の歌 (サウザンコミックス)

作家
ダヴィッド・プリュドム
原正人
出版社
サウザンブックス社
発売日
2020-10-08
ISBN
9784909125248
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レベティコ-雑草の歌 (サウザンコミックス) / 感想・レビュー

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こうすけ

クラウドファンディングに参加して一足先に読了。移民として、社会の周縁に生きる者たちが、音楽を奏でつつ、どうしようもない底辺のような生活のなかで、くだを巻きながら過ごす1日の物語。音楽が彩る、夜の灯りに照らされたギリシャの酒場の情景にあこがれる。ジムジャームッシュの映画のように、ゆるくまったりとした雰囲気が良い。また、何より表紙が格好いい。

2020/08/26

ソバージュ

ギリシャの大衆歌謡レベティコ。バンド・デシネというフランス語圏の漫画で描かれていると知り発注。全ページカラーの大判に驚く。表紙をめくり目に飛び込んだ弦楽器がサズのようで、レベティコを知らなかった私はトルコ移民から始まった音楽と知り納得。日中から翌朝までの1日の話だが、映画を観てるような音楽を実際聴いている様な世界に浸れ満喫できた。

2021/01/22

ユウタ

ファシズムが社会を覆いつつある1930年代ギリシャで、流しの音楽家達のある1日を描いたBD。収監されていたバンドリーダーの出所を仲間達が連れ立って迎えに行くところから話が始まります。レベティコを知らなかったのですが(ブルースやファドなんかが引き合いにされるらしい)、全編カラーの美しいけれども陰鬱な画面、そこで展開される男達の行き止まりの人生と演奏家としてのプライドの物語に引き込まれました。濃い映画を1本見た様な感じ。

2021/02/06

ヒサ子。

クラウドファンディングで手に入れたバンドデシネ。 ギリシャのスラム街って、すぐに思いつかない情景だった。ギリシャのブルースと呼ばれる音楽も、正直ピンとこなかった。でも、すごく素敵な本だった。どうしようもない時代でも、音楽さえあればとならず者たちが集まって過ごす一日。ふらふらと酒場とかを巡っているだけなのに、ああいいなというノスタルジックな気分になった。音楽の躍動感も、とても味わい深かったです。

2020/08/26

brzbb

主人公たちは社会の底辺で生きるアウトローで、酒やハシシ三昧で喧嘩したり仲間内で冗談を言い合ったり、粋で気楽そうに見えるんだけど、当時の独裁政権の目の敵にされ、貧困とか結婚生活がうまくいってなかったりとか、彼らの人生の苦みも描かれていき、42ページ目、作品内で初めてレベティコが演奏される場面に辿り着く。そのページの1コマ1コマを目で追うだけでなぜか涙が出てきた。レベティコによって彼らの人生に重くのしかかっているものが、演奏しているその瞬間だけ解放されるのを目の当たりにしたような気がして。

2020/08/27

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