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ビア・マーグス ビールに魅せられた修道士

ビア・マーグス ビールに魅せられた修道士

ビア・マーグス ビールに魅せられた修道士

作家
ギュンター・テメス
森本智子
遠山 明子
出版社
サウザンブックス社
発売日
2021-07-21
ISBN
9784909125286
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ビア・マーグス ビールに魅せられた修道士 / 感想・レビュー

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タカラ~ム

モルト工場の部屋から見つかった古い手記。そこにはビール醸造に魅せられたニクラス・ハーンフルトの数奇な人生とビール醸造の記録が残されていた。熟練のビール醸造家であり、研究熱心なビールマイスターでもある著者の作家デビュー作品。「ビア・マーグス(ビールの魔術師)」と呼ばれた男が、いかにしてビール醸造の技法を極めたのか。その物語は小説としての面白さもさることながら、ビール醸造の歴史や技術を知るための一冊としても読むことができる。ビール好きにもビールを飲まない人にもオススメしたい作品。

2021/06/21

みさ

面倒な奴に逆恨みされると大変だという物語。ビール大好きドイツ人のこだわりがあちらこちらに埋め込まれ、薬草による味の違いから醸造段階の工具的工夫に至るまでの「ビールの魔術師」と呼ばれた中世職人の奮闘が描かれる。ケルンやハンザ同盟など時代的背景や税制の違い等もふんだんに含まれており、時代職能知識的な内容は濃い。商業人の手記という建前のためか記述はかなり淡々としているが、個人的にはもっと小説的・抒情的な訳でも面白いと思う。

2022/08/23

ヒラタ

面白かった。ビールに魅せられた修道士ですって、ヨーロッパ・中世・修道院そしてドイツにビールのお話ときては発売されるのを楽しみに予約して読みました。 読み始め、ほー、そうなるのか…が、途中では、なんとかならないの理不尽だと思う位引き込まれました。 中世への旅にでたような気持ち、お薦めです。

2021/08/22

たーぼ

中世ドイツでのビールは、各家庭で独自のレシピで作るもの、また修道院では醸造係が皆の喉を潤すために工夫を凝らして作るものだった。ビール作りに魅せられたニクラスは、熱心に研鑽をつんで美味しいビールを安定して提供する仕組みを作り富を得るが、反面敵を作ってしまう…ビールとドイツの歴史が楽しめる本。クラウドファンディングの返礼品でした(^^)

2021/10/09

S‐tora

◎ 13世紀の修道士兼ビール醸造家が書いた手記、という体裁の小説。日本でいうと杜氏さんみたいなものか。 虚実ないまぜで当時のビールを取り巻く事情が語られて、とても面白かった。

2023/01/15

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