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韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020

韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020

韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020

作家
西森路代
ハン・トンヒョン
出版社
駒草出版
発売日
2021-03-01
ISBN
9784909646378
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韓国映画・ドラマ――わたしたちのおしゃべりの記録2014~2020 / 感想・レビュー

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azukinako

6月はひたすらNetflixで韓ドラをみていて、なんとなく感じていたこと、モヤモヤが言語化された感。ドラマのエンディングの傾向の変化とか内容の変化が韓国ドラマのターゲットが配信という形で一気にグローバルになったことと関係しているとか。映画が作られた年と当時の韓国の政治状況との関係性とか。光州事件を扱った映画でも時代によって描き方が違うとか。このおしゃべりはめちゃくちゃ楽しいし、ためになる。見逃した作品をリストにしてるから、これからガンガンみるぞ。

2021/07/23

二人娘の父

コロナ禍で唯一自分にとってプラスとなったものと言えば、韓国映画やドラマ、小説などに触れるきっかけをもらったこと。自宅待機の際にネットフリックスで新しい世界を知った私は現在も韓国文化にドハマり中である。さらにそこからフェミニズムを「知った」という点でも、対談で語られる典型的な人間だと思う。「はちどり」と「パラサイト」を並べて語るなんて、そもそも発想がなかったのだ私には。とても気になったのはハンさんが「韓国人は疲れている」と連発すること。ドラマや映画ではとてもそう思えないのだが、肌感覚としての実感なのだろう。

2021/07/19

みなみ

西森さんのTwitterをフォローしているので出た時に買ったんだけどちょっと積んでしまった。韓国映画のヒット作について、また日本のメディア作品も取り上げる対談本(他にも作品解説があり)フェミニズムやジェンダー面からの切り口や、韓国の社会情勢や時代の空気もあり、興味深い内容。対談に出てくる映画をそこそこ見ていたので良かった。対談に取り上げられた映画では「はちどり」を見てみたい。ハン・トンヒョンさんのパラサイトについての論が面白かった。そういう捉え方をするのか!という感動。

2021/08/30

jamko

未見の映画の話題は避けつつ、しかし面白すぎてあっという間に読了!そうそうそれそれ!ってぼんやり感じてたことが言語化されて本になって読めるのがすごく嬉しい。西森さんが何度も渡辺あやの『ワンダーウォール』を引き合いに出してるけどすごく良くわかる。ワンダーウォール以降、国を問わず、これはワンダーウォールと同じだ!って見て思う作品がたくさんあった。ワンダーウォールにはそれだけの強度の普遍性があるんだと思う。

2021/05/17

せしる

2014年〜2020年までの韓国ドラマ、映画についての対談記録。考察がいちいち面白く興味深かった。文中ポリコレと何度か出てくるがやはり振り返ってみた記述によると当時は浸透していなかった概念、言葉をすでに話題にしていたそう。とにかく、お嬢さんを見直すのと日本のドラマをチェックし直そう。

2023/08/30

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