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ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話

ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話

ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話

作家
本上まなみ
アーサー・ビナード
星野智幸
よしもとばなな
島田雅彦
池田晶子
原田宗典
松浦寿輝
山本容子
道浦母都子
北方謙三
宮本輝
村田喜代子
藤原新也
畑正憲
藤子不二雄A
筒井康隆
江藤淳
谷川俊太郎
多田智満子
向田邦子
小川国夫
吉村昭
中野孝次
丸谷才一
水上瀧太郎
北原白秋
出版社
キノブックス
発売日
2018-06-29
ISBN
9784909689030
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「ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話」のおすすめレビュー

そこに居るだけで愛おしい。犬ってたまらん…。珠玉の「犬」エッセイ

『ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話』(キノブックス編集部:編/キノブックス)

「犬」との忘れがたき思い出を、28人の作家が綴った1冊、『ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話』(キノブックス編集部:編/キノブックス)。作家それぞれの「犬」の話は、どれも可愛くておもしろくて、そして切ない。

 古くから人間の生活に役立ち、今では家族の一員として愛される犬。池田晶子氏は、「こんなに愛おしい生き物がこの地球上に存在するものでしょうか」と書き、たまらない愛おしさの理由を、言葉を話さないことと、先に逝くとわかっている命の短さを挙げる。

 江藤淳氏は「犬は人の心を慰める理想的な存在だ」とし、その理由を「血がつながらず親子同然になれて人間の気持ちがわかりながら、犬は絶対的に人間ではない」と書く。

 宮本輝氏も、ハードボイルドの北方謙三氏も、犬に話しかけるときは素の自分で無防備である。犬は人の心を開放させてくれる。愛犬を前にすると、他人には見せられないほど顔の筋肉がゆるみ、声のトーンも上がるのは、愛犬あるあるだろう。返事はくれないけれど、そのまなざしと体温だけで人…

2018/9/3

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ああ、犬よ! 作家と犬をめぐる28話 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

Ikutan

著名人の犬にまつわる28作品。エッセイの他、詩、そして藤子不二雄先生は漫画とバラエティ豊かなワンコ愛が溢れる一冊。ワンコを弟と呼ぶ杏ちゃんとハリーの楽しい毎日から始まり、本上さんのりっぱな犬って?に登場する犬たちに我が家の犬を重ね合わせて、そんなもんかと笑わせてもらい、山本さんの最後まで立派に生ききったルーカスに思わず涙。宮本さんのマックの早業にはびっくり。コリー犬とマックの子犬、気になるなぁ(笑)。野生動物に咳がタブーとは、さすが、ムツゴロウ先生のお話は勉強になった。ワンコ好きにはおすすめの一冊。

2018/08/10

ポチ

昔は放し飼いにしていたりと、時代によってワンコとの係わり方が変わって来ているのですね。そして、やっぱり皆んなワンコが好きなんですね。

2018/12/07

akiᵕ̈*

犬好きだったら手に取りたくなる、なんとも可愛らしい装丁♡(帯をめくると仕掛けも♩)28人の作家さんたちによる犬愛が詰まった1冊。特に飼い犬のこととなれば、もはや家族同然。多くの方が仰ってるように言葉が分かる、会話ができるというのもうなづける!一緒に過ごすかけがえのない時間からは本当に多大なる癒しがあり幸せだもん。みなさんの愛犬へのそんな思いもひしひしと伝わってくる。宮本輝さんのお話はやっぱりあなたは小説家ですよ!と言いたくなる纏まり方!わたしも読みながら18年間共に暮らした我が家の愛犬との思い出に浸った。

2021/08/28

cryptoryou

作家や著名人達が語る、愛おしい「犬」たち、それぞれが「犬」に対する想いが愛情たっぷりに語られてます。私も、子供の頃に迷子で家に迷い込んできて、そのまま飼い始めた「ハナちゃん」や、近所の祖母の家で飼われてた「リリーちゃん」、そして現在の家族「ソックスくん」と、「犬」と共に生きましたし、犬達が大好きです。戌年最後に読むのにピッタリの作品、これで今年の読書も最後、皆様来年も宜しくお願いします、良いお年をお迎えください。

2018/12/31

ぽろん

著名人の方による犬を巡るエッセイ。藤子不二雄A氏は何と漫画でした。色々な接し方があるのだな。だけど、みんな自分家の犬が一番。もちろん私も我が家の四つ足の息子君が一番可愛い!そして、私の愛情は彼にも通じていると思っています。笑

2018/08/02

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