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こぼれる(キノブックス文庫)

こぼれる(キノブックス文庫)

こぼれる(キノブックス文庫)

作家
酒井若菜
出版社
キノブックス
発売日
2018-12-09
ISBN
9784909689214
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こぼれる(キノブックス文庫) / 感想・レビュー

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machi☺︎︎゛

元カレを追って上京して本屋で働く雫。元カレが自分との事はもう過去の事と言っているのを知って喪失感におそわれる。そんな時出会った年上の大介。彼に一目惚れするも大介は妻子持ち。それぞれの視点で描かれる連作短編。不倫小説と思いきや雫の章で思いもよらない事件が起こり辛い現実を知る事になる。特に大介の奥さんの章が感情移入しやすく辛かった。

2022/06/08

佐島楓

最初は拙い文章だなと思った。けれど読み進めるうちに、物語の多重性と透き通った文体に惹かれた。少なくとも言葉のひとつひとつが選び抜かれたもので、嘘はないように思った。拙さもどちらかというと、著者のものというより雫のもつものなのだろう。酒井さんのことはうっすらお名前を聞いたことがあるくらいだったけれど、うん、なかなか。

2018/12/09

nemuro

BSテレ東で深夜に放送されていた『猫』(主演:小西桜子・前田旺志郎、主題歌:DISH)を毎回楽しみに観ていた。そんな随分出演者の少ないドラマにスナックのママ役で酒井若菜が出てきて、なかなかいい味を出していた。そういえばたしか彼女の本があったはずと本棚から探し出して読み始めてみたところ。帯には「これは単なる恋愛小説ではない。4人の視点で描かれた、酒井若菜の初小説!待望の復刊!」とあって5話からなる連作短編集。2008年6月単行本で2018年12月に文庫化。実に上手い。エッセイ集もあるらしく探してみなくては。

2021/04/09

のんちゃん

夫の本棚から。書店員雫、22歳と妻子持ち大介33歳の不倫純愛小説かな。雫、大介、雫に一方的に恋心を抱く島田、大介の妻の視点から描く章割となっている。女優さんが書いた小説。まぁ、次々と気になり読み進めてしまったが、僭越ながら欲を言えば、島田の存在をもっとうまく絡めて描けば、もっと濃い内容になっていたかもと思う。しかしながら、最後の一行が全てを本当に終わらせていて、しっくりと物語の幕閉じを感じられたのは、うまかったなぁと評価。

2021/02/12

緋莢

対談本『酒井若菜と8人の男たち』が面白く、酒井若菜が小説を書いていると知って、興味を惹かれて、手に取りました。22歳の雫は本屋で働いており、偶然知り合った大介と付き合うようになります。しかし、大介には妻子がいて…というストーリー。ルービックキューブの話から始まり、<自分の面を揃えたいがために、他の面をぐちゃぐちゃにしてしまうこともある>、<物でも、人でも、角度を変えて見れば全く違う存在になるのに。その時に「加害者」という一面が自分の中に突然現れたら。>というのを 読んだ時に「上手いな」と思いました(続く

2019/10/06

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