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ミッドワイフの家

ミッドワイフの家

ミッドワイフの家

作家
三木卓
出版社
水窓出版
発売日
2018-11-02
ISBN
9784909758002
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ミッドワイフの家 / 感想・レビュー

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togemaru

作者の三木卓さんは童話作家でもあるそうです。性における負の側面が、生々しく、けれど露悪的にはならない絶妙な筆致で描かれている。「セックスをするから子供ができる」という当たり前だけれども見て見ぬふりされる事の多い真理が、3つの短編をつないでいるテーマなのかなと思いました。

2018/11/17

カツオ

「性」をテーマにして書かれた小説だか、そこまでリアルすぎる表現もなく僕は非常に好きでした。 男の葛藤が美しく、そして鮮やかに描かれていることに感動した。 戦後の話だが、共通することも多いと思った。

2020/01/15

dog-caravan

初版が約四十年以上前に発行された作品集で、本作は復刊になる。三編が収められている中、短編集で、すべての作品が「性」というテーマで括られている。登場人物の異性に悪戦苦闘する様子は、悲しいんだけれど、滑稽で笑える描写に溢れている。客観的に見れば、自業自得としか言えないのだが、色恋に浮かされいる時の猪突猛進してしまうところや自分勝手に物事を考えてしまうところなどは、身につまされる思いになる。

2018/12/12

m181

少し前に「選んだ孤独は良い孤独」という本を読みましたが、あれは男の孤独を描いた作品集でした。本書の中の「炎に追われて」という作品は、まさしく、それと同じモチーフであり、つまり、童貞喪失の大学生の感情の内面を丁寧に描いたものでした。炎とは、腹の底から湧き上がってくる得体の知れない何かの熱いマグマのような欲求。それは性欲です。この男、欲情しまくり、妹に欲情し、妹の友達の不美人にまで手を出そうとし、最後は、20歳くらい年の離れた未亡人に手を出すという哀れさ。空しいし、悲しいし、情けないけど何となくわかるのです

2018/12/04

ジム

愛するための性愛と子孫を残すための性交。自分に自信がないと踏み込めない難しさ。

2019/03/15

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