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右手を失くしたカリスマ MASAMI伝

右手を失くしたカリスマ MASAMI伝

右手を失くしたカリスマ MASAMI伝

作家
ISHIYA
浅野忠信
出版社
株式会社blueprint
発売日
2022-04-30
ISBN
9784909852274
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右手を失くしたカリスマ MASAMI伝 / 感想・レビュー

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ムッネニーク

49冊目『ISHIYA私観 ジャパニーズ・ハードコア30年史 番外編 右手を失くしたカリスマ MASAMI伝』 (ISHIYA 著、2022年5月、blueprint) 日本のハードコア・パンクについて少々詳しくなってくると、必ず「MASAMI」なる人物にぶち当たる。メジャーデビューしていないにも拘らず、数々の伝説を残し夭折した謎の男。そんなMASAMIの実像を知る事が出来る貴重な一冊。ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロトとX JAPANのYOSHIKIのインタビューは必見。 「汚れなき豚友達へ‼︎」

2022/06/30

たまきら

パンク。最初にその言葉を知ったのはマンガ「TO-Y」だった。高校生になってクラッシュやピストルズを聴き、DC在住時はFUGAZIらを見に行ってた。あんまりケンカはなかったけれど、お金も学歴も仕事もない子たちが会場でキラキラしてたのはよく覚えてる。場所が違っても、背景や魂は近いものがあったはず。パンクって、ある種の反社会主義者で、反逆者で、つきつめればアナキストな一派なのだということを再確認させてもらって熱い気持ちになった。見てみたかったな~。巻末にYOSHIKIさんも登場する、敬愛に満ちた熱い本です。

2022/09/22

春が来た

目が合ったらとりあえず殴っておくような社会と、それに見合う少年漫画の主人公のような人物像で、読んでいてフィクションさを感じてしまう。出てくるバンドをほぼ知らないが故、さらにそれを煽る。ヒロトやYOSHIKIのインタビューでようやくノンフィクションへと繋がる。簡単にSNSで発信することのなかった時代。残っているのは人の記憶。30年以上前の、ひとりの男の生涯をこれだけ語り語られ記憶として残っているのは凄いことだと思う。そして、彼と共に過したり影響を受けた人たちが作った音楽を今の私が聴いている。伝説。

2022/05/29

ロデタ

日本ハードコアシーンの最重要人物の一人と言っても過言ではないMASAMIについて書かれた本。MASAMIが亡くなって20年近くたっているが仲の良かった関係者の方々からのエピソードを読むとどんな人物だったのかがよく分かる。MASAMIの本なんだけどジャパニーズハードコアシーンがどんな風に盛り上がっていったのかもよく分かった。ここら辺のバンドにハマって掘り始めると大変なことになってしまうので注意しないと。

2022/06/05

コウ

文は稚拙で、繰り返しも多く、論理展開も独善的だが、「伝えたい」という強い思いだけで一気に読ませてしまう。私自身もそうですが、80年代の日本のハードコアパンクにハマり、マサミさんのことを少しでも知っている人間にとっては、愛すべき一冊です。「記録」として残したいのであれば、これで十分なのですが、きちんとした編集者が横につけば、マサミさんを知らなくても、当時のハードコアシーンを知らなくても、心に残る作品になったのでは、と思います。

2022/06/18

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