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水晶内制度

水晶内制度

水晶内制度

作家
笙野頼子
出版社
エトセトラブックス
発売日
2020-08-12
ISBN
9784909910073
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水晶内制度 / 感想・レビュー

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おちゃづけ

女だけの国ウラミズモに亡命した作家の話だけどそれはオモテの姿で真の姿は笙野頼子の恨みが物語の体裁をとって顕現したもの。これは男性社会(あと大塚英志)に向けた笙野頼子の攻撃である。復刊版はさらに本人による解説もついて攻撃力もマシマシになっている。戦う作家、笙野頼子の凄みを感じられる一冊。フェミニズムは戦いなんだと改めて実感した。

2020/12/09

還暦院erk

図書館本。『殺人出産』以上にブッ飛んだディストピア小説らしいと、手に取った。初めの部分、夢か妄想かという状況、3回くらい繰り返して読んでも良く分からなかった…が、先へ進むと、いろいろ「うわーっ」だった。まぁ、とにかく「うわーっ。」特に原発の「原」の字が特殊な字体で、太文字で書かれたりすると超不気味(夜中にこの字を見せられたら叫ぶレベル)。「…子供を育てたいか。要らない。生んで三秒で飽きて捨てたい。だって『パクパク』という擬態語を使ってまで自分の子供の食欲なんか描写したくないから」←ここ、何故か笑えた。

2021/06/18

瀬希瑞 世季子

うわーっ。

2020/12/09

37

女たちのレジスタンス。性愛なき世界。神話の語り直し。ナラティブが大事だというのは、最近特に聞かれるようになった気がするが、しかしこれが書かれたのは10年も前のことなのだ。 夫や元恋人の男性に暴力をふるわれて亡くなる女性のニュースを頻繁に耳にする。まったく見ず知らずの男性に、暴力をふるわれたというケースも聞く。日本だけではなく海外でも女性の安全は担保されていない。ウラミズモの女性たちの男性への仕打ちは酷いものだが、これは現実の反転でもあるのだ。 だから、当然(だと思う)私はウラミズモに住みたいとは思わない。

2020/09/14

まどの一哉

第1章はおなじみ作者独特の自由で諧謔味あふれるカオスな饒舌体で書かれており、いよいよ悪夢の始まり。何が起きているのかわくわくとする。 ところが第2章以降は一転、落ち着いた語り口となり、第3章にかけて女人国「ウラミズモ」の成り立ちを裏付けるための神話書き起こし作業が滔々と進行する。これが思いの外長く、もちろん作品自体がこの神話から成立しているのだが、ここまで精密な組み立てはなくても良い気がした。

2020/09/30

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