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どんぐり

どんぐり

どんぐり

作家
寺田寅彦
中谷宇吉郎
山本善行
出版社
灯光舎
発売日
2021-03-03
ISBN
9784909992505
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どんぐり / 感想・レビュー

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アキ

「コロナ禍が続き、受け身にならざるを得ない状況の中で、何かできることはないかと思いめぐらすと、心に浮かび上がってきたのは、文学の香りたつ本を今こそ作りたいという思いであった。(中略)自由に動けない今のこのような時期に、一人一人に手渡すような気持ちで本作りを始めることに意味があるように思えてきた。」選者あとがきより。灯光舎本のともしびシリーズ第1巻。しかと受け取りました。何度も読み返したくなるような美しい文章。「どんぐり」「コーヒー哲学序説」寺田寅彦、「『団栗』のことなど」中谷宇吉郎の3篇。全巻購入します!

2021/03/18

びわこっこ

若くして亡くなった妻と、その忘形見のみつ坊がどんぐりを拾う姿に、京都の下鴨神社で息子が結婚式を挙げた事を思い出した。私は、留袖の袖に生で食べられる、スダジイという、ドングリをいっぱい拾った! 孫が生まれて、七五三詣りに下鴨神社ヘ行った時は、孫と二人で、今度は袋にいっぱいのドングリを拾った! 明治に書かれた随筆なのに、身近に感じる。間にコーヒーブレイクの『コーヒー哲学序説』を挟んで、寺田寅彦の助手を務めた、中谷宇吉郎の『団栗』のことなど、が続く。二人の科学者が書いたと思えない、感動的な随筆だ! 

2021/06/27

ふう

見事に美しい装丁。奥付を見ると、用紙の店まで明記されている。あら、知ってるお店。柔らかな色合いが素晴らしい。見返しには扉の地の蜜柑色が見えるように炎型に抜いてある。灯光社のシンボルか。表紙、見返し、天地小口全て美しい柿色に、銀の箔押しのタイトルもすらりと美しい。裏表紙にバーコードがない? スッキリと綺麗だが、今どきの流通に乗れないのでは、とお節介。さて、寅彦。若くして身罷った妻への慈しみが溢れている。遺児みつ坊の、母と同じ仕草が痛ましい。

2021/07/04

舟江

明治の文学。本編は本文よりも、その解説文が本文より何倍も長いという特殊な本。それでも納得してしまうのだから不思議だ。100年以上の年月が過ぎると、こんなになるのかと、変なところで納得した。ところで、本文は上品で、明治の香りがする。

2021/06/09

なみ

撰者あとがきにあるように「自由に動けない今のこのような時期に、一人一人に手渡すような気持ちで」作られた本だということが伝わってくる。撰者の気持ちを受け取り、一つ一つの作品と真摯にじっくり向き合い、美しい装丁含め大切に味わう。

2021/04/25

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