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女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史 (ele-king books)

女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史 (ele-king books)

女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史 (ele-king books)

作家
ヴィヴィエン ゴールドマン
野中モモ
出版社
Pヴァイン
発売日
2021-12-23
ISBN
9784910511030
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女パンクの逆襲──フェミニスト音楽史 (ele-king books) / 感想・レビュー

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しゅん

パンク・ニューウェーブの真っただ中で活動し、フライング・リザーズのメンバーでもあった著者が、イギリス・アメリカ・ドイツ・ブラジル・ロシア・中国・チェコなどなど、世界中にいる「She-Punk」たちを一繋ぎの文脈で綴る一冊。時代と土地はバラバラながら、男性中心社会や恋愛至上主義、レイプや殺人、宗教的抑圧に対抗してきた点で共通している。同時に、立場や思想の差異にも言及する。読むと同時に、紹介されている楽曲を聴くことで、立体的な体験として充実できた。重さと爽快さが共存しているような感触が残る。

2022/04/11

Y.Yokota

自身もFlying Lizardsなどで活躍した著者による、女性パンクの歴史考察とミュージシャンの紹介。歴史といっても時系列ではなく、4つの章ごとに10組ずつぐらい、ちょっとした繋がりを元に縦横無尽に筆は進む。Amazonに翻訳が読みづらいってあったけど、著者の元々の言い回しもなかなか挑戦的なんだと思う。欧米に限らずインドや中国のバンドも紹介していて、まだまだ知らない事もいっぱいあるなと思う。Au Pairsが載っていて改めて聴いたけど、めちゃめちゃカッコいい!

2024/01/09

GO-FEET

取り敢えずは、興味のある項目のみ読了。 もちろんこちらの知識不足もあるのだけれども、ロック関係の翻訳本ってなんかやけに読みにくいですよねぇ〜 訳がこなれてないというかなんというか…… なんでなんやろねぇ? 第3章 第8項 Rhoda Dakar 2トーン・スカ・ムーヴメントを先導したレディによる、映画的かつ恐ろしデートレイプについての物語仕立ての曲。 第4章 第6項 Pauline Black ポーリン・ブラックと彼女の2トーン・スカ・バンドのウィットと活力は、たいていは敵対的なメディアをも魅了した。

2022/06/25

Eiki Natori

アジア人で男尊女卑に抵抗する歌を歌い、ブルーハーツに影響を受けているLINDA LINDASの記載があれば良かったが、それがなく、若干古めの知らないバンドについての言及が多かった。少年ナイフについての言及もいまいち。

2022/01/08

Jessica

社会学の論文レベルの内容とそれ以上のボリューム感のフェミニスト的観点から見た女性歌手(主にパンク)の音楽史。 王道の英国を始めとする英語圏の情報のほか、ロシア、日本、インドネシアのインディーズに至るまで背景と歌詞と共に紹介していたので少し情報量に圧倒されました。 「骨の髄までインディペンデントで根性のある女たちーそれに平行線を描く支離滅裂なアチチュードの男たち」というような皮肉めいた言い回しと、綴られる笑えない状況を興味深く学びました。(上から目線で既得権益野郎みたいな言い回しで恐縮ですが)

2023/07/13

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