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ラブレター: 写真家が妻と息子へ贈った48通の手紙

ラブレター: 写真家が妻と息子へ贈った48通の手紙

ラブレター: 写真家が妻と息子へ贈った48通の手紙

作家
幡野広志
出版社
ネコノス
発売日
2022-07-28
ISBN
9784910710044
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ラブレター: 写真家が妻と息子へ贈った48通の手紙 / 感想・レビュー

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ぶんこ

血液がんで余命3年と言われた写真家が家族に宛てたラブレター。一人息子の優君への愛が突出していて胸が熱くなります。周囲になんと言われようと、褒めてあげて、好きなこと、やりたいことは全部叶える。夕ご飯は優君の食べたい物。ご自分が幼少期に大人にされて嫌だったことはやらない。奥様へのラブレターというよりは、子育て論のようにも感じました。余命宣告されたからといって、嘆いてはいられない。前向きに家族の幸せに目を向けているからでしょうか、余命宣告を通り抜けました。奥様が細かいことを気にしないのも素敵です。

2023/02/01

どぶねずみ

家族の愛に溢れている。本書は3年という余命宣告を受けた写真家が妻に書いたラブレター。きっと今も書くことは苦手だと言いながら書いていることでしょう。ご自身がいなくなってもお守り代わりになってくれそうな手紙ばかり。日々精一杯生きて、目標は息子の七五三を一緒に向かえること、それが叶えば小学校入学と目標は次々と更新される。残った時間の中でやりたいことをしようと思っても、体力が失われて何もできないかもしれない。そういう意味で手紙は効果的だ。手紙は宝物。

2023/02/28

コンチャン

幡野さんが奥様と息子さんにあてた真摯な言葉が綴られており、それを勝手に読ませてもらっているような作品です。だけど、それが個人的な会話だけに終わらず、読み手に響くのは、誰もに共通するような心理が隠されているからだと思います。また読み返したいです。

2022/10/18

江藤 はるは

ぼくが子どものころ、ほしかった言葉がつまっていた。

2022/07/26

Shigenori

2018年2月9日『ぼくは34歳、写真家をしている。ちょうど1ヶ月前に多発性骨髄腫という聞きなれない病名を診断された。血液のがんだ。治すことは現在の医療では不可能。医師には平均して3年の余命と言われた。がーん。』 2022年2月11日『後悔なんかしてないでサラッと切り替えて、きみと優くんは人生をたのしんで生きてよ。ぼくは後悔しないようにいまを生きてます。だからいいのよ、本当に。命日に思い出し笑いするぐらいでいいじゃないですか。』 4年間に渡る”きみ”への48通のラブレター。素敵です。

2022/09/03

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