KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

カンタレッラの匣

カンタレッラの匣

カンタレッラの匣

作家
石井隆
出版社
ロッキング・オン
発売日
2000-05-31
ISBN
9784947599827
amazonで購入する

カンタレッラの匣 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

keroppi

石井隆は、後年映画監督業が中心となり、劇画を描かなくなった。映画は映画で傑作も多いが、劇画も独特の作風で好きだった。この短編集は、劇画を描いていた最後の頃の作品のようだ。カンタレッラとは、調べたら近世イタリアのボルジア家が暗殺に用いた毒薬らしい。男と女の関係を毒たっぷりに描いている。女性の匂いたつような肢体と射るような視線が石井隆だなぁと思う。

2023/08/03

アズル

90年代に執筆された未刊行作品集。若干、劇画のタッチやアプローチが現代風にアレンジされている気がします。もっと石井隆を読みたくなりました。

2018/01/11

hikarunoir

「フィギュアな~」原典「無口な~」には、大人の事情で作者にそぐわぬ巨乳タレントを押し付けられた苦衷を察する。幽霊実在が強調された作品も多め。

2022/11/13

龍國竣/リュウゴク

十の「匣」から成る。一つの極致に達している。雨の降る夜に死者と交わったり、強姦された女性のトラウマを彼女の視点から絵に再現したり、職を失い追い詰められてマネキンが本物の女性に見える男の生活を描いてみたり。それでいてコメディタッチな所もある。

2014/05/07

かやま

ホラー色ある感じの短編集。マネキンの話なんかは好きだ。マンガの情報を2chで仕入れていた20年くらい前に知った本だけど、やっと読んだよ。

2021/08/07

感想・レビューをもっと見る