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ひな菊の人生

ひな菊の人生

ひな菊の人生

作家
よしもとばなな
奈良美智
出版社
ロッキング・オン
発売日
2000-11-01
ISBN
9784947599841
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ひな菊の人生 / 感想・レビュー

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いたろう

吉本ばななさんの小説と奈良美智さんの絵のコラボレーション。奈良さんの絵をイメージして書いたという、ばななさんの小説と、ばななさんの小説を読んでイメージを描いたという奈良さんの絵が、小説の挿し絵として1冊になっているのではなく、絵は絵で小説とは別冊の画集となっている。ビロード地の黄色い表紙の小説と赤い表紙の画集が、青いボックスに入っている、アートディレクター、中島英樹さんの装丁もお洒落。2000年に出版されたこの本は、既に絶版となっているようだが、古本店で108円でGet。すごく得した気分。

2017/09/23

びすけっと

2000年11月刊。初出 CUT。ふ、ふしぎな作品。文庫本は図書館にないので、単行本を借り受けて読んでみましたが、文字が浮遊して頭に残りませんでした。あとがきで「強く奈良美智さんの絵をイメージして書」いたと言っていますが、表紙デザインが奈良美智さんの文庫版を覗いてみたい。詩集のような、画集のような作品でした。

2014/06/12

りぃぃ

なんだか無性に吉本ばななさんが読みたくなって、久しぶりの再読。不思議な話なんだけど、吉本ばななが書くと、そうだよねと思わせてくれる。

2020/10/03

ゆっこ09

死をひな菊のように捉えることはまだできないけれど、いつか自然にだれにでも訪れる終わりと思えたらいいな。またいつか、また今度ねっていうのが常套句になってしまう人間関係だけど、人と会うってことは何もないところからうまれた世界ってことを忘れずに会いたいと思う人には会わなくちゃ。

2014/01/21

白雪ちょこ

大切な人が死ぬということ。 そして生きる、命があり続けることはまれではない。 誰にでも起こりうる、当たり前なのだということを作者の美しい描写表現で描かれており、重みのある、苦しくも寂しい話であったが、読後感はスカッとするものがあり、またしてもふわふわとした雲に包まれたような気分にさせられた。 自然の表現がとにかく美しく、まるで森林の匂いが読んでるうちに漂ってくるように感じるほど。 もう一度、自分達のこの日常を、改めて思い知らされるそんな作品だった。

2021/05/20

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