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日本2.0 思想地図β vol.3

日本2.0 思想地図β vol.3

日本2.0 思想地図β vol.3

作家
東浩紀
村上隆
津田大介
高橋源一郎
梅原猛
椹木野衣
常岡浩介
志倉千代丸
福嶋 麻衣子
市川真人
楠正憲
境真良
白田秀彰
西田亮介
藤村龍至
千葉雅也
伊藤剛
新津保建秀
出版社
ゲンロン
発売日
2012-07-17
ISBN
9784990524357
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日本2.0 思想地図β vol.3 / 感想・レビュー

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mitei

中々面白い意見が議論百出した感じで混沌とした印象があるが、この中から日本の未来が出てくるのかと思うと楽しみだ。

2014/01/20

Shin

現代の諸問題について、様々な視点をきらびやかに提供してくれるメディアとして、いつも楽しみにしている思想地図β。サブカルやアートといった、普段の自分の知的フィールドからは外れたところから、思いもしなかった角度で照射される光の中で、馴染みのはずの諸問題が思ってもいなかったことを語りだす。今回は「悪い場所」の鼎談がそういう意味で一番響いたかな。梅原猛さんとの対談には、老哲学者が築き上げたものを東浩紀=自分と同じ世代がどう引き継げるのかという意味で興味深くもあり、静かに手を握り締めるような興奮も覚えた。

2013/01/06

東日本大震災の翌年に刊行されたためかそれ関連の話題が多い。村上隆さんの五百羅漢図を生で見てみたくなりました。

2018/07/16

MG

素晴らしい日本。まさに日本2.0。ゲンロン草案は今まで見たことのない改正案。新しい憲法を作ることは、民主主義2.0ではなく民主主義1.0、これこそが日本が未だ民主主義ではないことを物語っています。 また、千葉雅也の現在の男女のオタク/ギャル文化の交錯に「別のしかたでの欲望」への逃走に賭けるスタンスが素晴らしいです。90年代=宮台真司、00年代=東浩紀、10年代=千葉雅也の時代か。

2013/09/30

とんこつ

本書にある憲法草案を貫くのは二元性の原理だ。天皇制と大統領制、国民と住民の概念の導入など、それらが意図するのは、流れる日本と留まる日本の止揚、革新と保守の極めて実験的な接合だ。加速する国際化の世界でもはや閉じられたままではいられないという一方、日本列島で熟成された稀有な文化風俗の独自性をいかに保つのかという問題意識がそこには含まれている。梅原猛との縄文文化をめぐる対談や他の様々な論考なども同様の問題意識に貫かれていると言えるだろう。明治憲法、現行憲法制定までの概観もよくまとめられていて非常に参考になった。

2016/08/02

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