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本を贈る

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作家
若松英輔
島田潤一郎
牟田都子
矢萩多聞
橋本 亮二
笠井 瑠美子
川人 寧幸
藤原 隆充
三田 修平
久禮亮太
出版社
三輪舎
発売日
2018-09-11
ISBN
9784990811631
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本を贈る / 感想・レビュー

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KAZOO

地味であるが非常にまじめでいい本であると感じました。本をつくることにたずさわっている人々の話が綴られています。編集者、装丁家、校正者、印刷、製本、取次、営業、書店員、本屋、批評家という人々がそれぞれの仕事について述べられています。それぞれの仕事についての用語なども付けられていて参考になりました。批評家は私の好きな若松英輔さんでした。

2023/04/09

夜長月🌙

オフ会で本を贈ることが多いので参考になるかと手に取りましたが本を読み手に贈る(届ける)までのイキなお話しでした。語り手は編集、装丁、校正、製本・・・と変わっていきます。それぞれに秘められた奥深い世界がありました。本が届くまでには作家、編集、校正、装丁、デザイン、印刷、製本、取次、書店と駅伝のように誰もがブレーキにならず襷をつなぐ必要があります。特に校正、製本、書店の何たるかはとても興味深いものでした。おすすめです。

2020/01/16

ルピナスさん

本の虫で、本に関わる仕事がしたいと思った時期があった。今改めて、一冊の本の完成にこんなにも多くの職人が関与しているのかと知る事ができ幸せ一杯。作家と読者を繋ぐ、編集者、装丁家、校正者、印刷、製本、取次、営業、書店員、移動する本屋の皆さんの本への愛と自分の専門に関する丁寧な仕事ぶりに触れ、これから読書をする時は内容を楽しむだけでなく、その背景を想像して楽しもうと心に誓う。「自分が本当に必要としている言葉は自分が書き得る」えっ、読書好きなら自分でも言葉を紡げということ?そんな一歩を踏み出してみたいとも思う。

2023/03/17

ネギっ子gen

【大切な人が困っているとき、金銭だけでなく、私たちは言葉を贈ることもできる】編集者から装丁家、校正者、印刷、製本、取次、営業、書店員・本屋に批評家まで。贈るように本を作り届ける9人と批評家が、自身の仕事や本への想いを綴った、読書家に贈るには最適な本。編集者が書いた「本は読者のもの」から。<ぼくが作りたいのは、ただ読むためだけの本ではない。そうではなくて、家に大切に持ち帰りたくなるような本。誰かに贈りたくなるような本だ。本屋さんで出会って、気になって、自分へのプレゼントのように思って、レジに持って行く>。⇒

2023/11/14

けんとまん1007

一冊の本がある。それが、どう生まれ、どのようにして手元に届くのか。1冊の本の旅のものがたりのようでもある。電子図書が増えつつある今、本を読まなくなってきているという今だからこそ、価値がある1冊。本は、五感で読むものだと思っている。手触り、重量感、質感も重要な要素だと思う。そこに籠められた、たくさんの人の想いを、改めて思う。人が人であるための礎でもある。

2023/02/06

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