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角砂糖の日(新装版)

角砂糖の日(新装版)

角砂糖の日(新装版)

作家
山尾悠子
合田佐和子
まりの・るうにい
山下陽子
出版社
LIBRAIRIE6
発売日
2016-12-15
ISBN
9784990932008
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角砂糖の日(新装版) / 感想・レビュー

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コットン

幻想文学の山尾さんによる復刻短歌。オマケの別冊:小鳥たちも面白い。短歌も独特な感じ「幾何学の町に麺麭買ふ髭をとこπの算術今日咲き継がせてよ」パンとπ~♪。挿画は山下陽子、合田佐和子、まりの・るうにい、と豪華!

2017/05/14

あ げ こ

沈黙と沈黙の間、硬質の空白と空白の間に突如として酷く密度の高い、一つの世界とでも言えそうな画が現れて慄く。一瞬にして現れて、鮮やかと化して慄く。強く、或いは柔らかに始まり、すぐに沈黙してしまう、途端に静寂へと帰り、けれど現れる一瞬の、眼前に現れる画の、本当に鮮やかである事。その内に含むもの、凝縮されているもの、想起し連想せずにはいられないものの膨大さごと、握りしめて眠りに付きたいと思う。握りしめて目を瞑りさえすればあとは生きて行けるような。美しい本、あまりにも美しい本。本それ自体がまるで夢であるかのよう。

2021/06/20

彼女の詩を理解するのはまだわたしには早すぎた。暫く寝かせる。

2017/05/03

らくだ

とてもよい。今日は当たり本だらけだ。出版社を変えて新しく出た当時に即刻買ったのに、毎回山尾悠子氏の本は読むのがもったいないと積みに積んでしまう。読まないほうがもったいないのですぐ読むべきだ。1ページに短歌が一つずつと豪華な本。箱入りで箔押しというのも豪華だが。作風は短い幻想小説のようにも思える。氏の小説ほどは没頭しなかったが、独自の作風でとても楽しく読んだ。耽美と幻想。氏の憧れた歌人の作品も読みたくなった。

2023/08/21

千景

やっと買えました、歌集。しかも、署名入り。嬉しい。 何度も読み返すごとに深みが出てくるのでしょう。 〈昏れゆく市街に鷹を放てば紅玉の夜の果てまで水脈たちのぼれ〉 『跳ね兎』のカードセットも購入。 パッと読んで何となくイメージが難しい山尾さんの歌に、山下さんの幻想的な画が添えられている。あぁ、なるほど。と思うものもあれば、そうきたか!と思うものも。 モノクロの世界に真紅の遊び紙が素敵。

2021/06/19

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