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相談の森 (ネコノス)

相談の森 (ネコノス)

相談の森 (ネコノス)

作家
燃え殻
出版社
ネコノス
発売日
2020-12-01
ISBN
9784991061455
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「相談の森 (ネコノス)」のおすすめレビュー

他人のモノサシで悩むことなかれ! 「人生何とかなりそう」だと思える、燃え殻の実体験ベースのお悩み相談

『相談の森』(燃え殻/ネコノス)

 普段はテレビ美術制作会社に勤務している43歳の男性が、ツイッターでのつぶやきのユニークさをきっかけに小説を執筆した。著者のペンネームは燃え殻。2017年に上梓された処女作『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)には糸井重里、大根仁、堀江貴文、会田誠、樋口毅宏、二村ヒトシらが惜しみない賛辞を寄せていた。

 その小説は発売からわずか4週で7万7000部を超える異例のベストセラーとなった。2020年7月に発売されたエッセイ集『すべて忘れてしまうから』(扶桑社)も3万5000部を超えるヒットに。各界で話題となった。

 そんな燃え殻の新著『相談の森』(ネコノス)は、相談者のお悩みに答えた文春オンラインの人気連載「燃え殻さんに聞いてみた。」を書籍化したものだ。人生を左右する局面を迎えた人の重大な悩みから、日常のちっぽけな(しかし本人にとっては切実な)悩みまで掲載。「人生相談すべてに答えを出すものとは考えていない」と述べる著者だが、実体験をベースにした回答は実に深みと説得力がある。

 そう、実体験がベースになっている。ここが…

2021/1/9

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相談の森 (ネコノス) / 感想・レビュー

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ホッパー

バッサリ回答しない人生相談本。世間的な、一般的な答えがある中、割り切れない気持ちでいる相談者に優しく寄り添うスタンスが良いです。

2021/12/30

akihiko810/アカウント移行中

燃え殻氏による人生相談。印象度B  正論をつきつけ答えを出すタイプの人生相談ではなく、相談者に「それってわかるよ」と寄り添うタイプの人生相談。まあ、私はほぼ著者初読みなので燃え殻の人柄を知ることができた。まだ会社員であるらしいことも知れた。 人生相談本は「そこそこ面白い」くらいの内容になりがちだが、本書もその程度の出来かな

2023/12/13

水色系

燃え殻さん、あくまで相手の目線に立った回答をしててよかった。(いきなり、そんなやつ別れちまいな!にならないところ、好きです)かと思えば「女の人はなぜ心にもない褒め合いをするのでしょうか。」みたいなつい笑ってしまうような相談もある。おすすめ。

2021/06/06

ちゃとら

【図書館本】あまり見ないエッセイの棚で見つけた本。最近私の中で、これは著者名???と不思議になる作家さんが数名いて、その中の1人。人生相談、若い頃は雑誌とかで読んだけれど久しぶりのジャンル。そして、思ったことは燃え殻さんの回答は、穏やかで優しかった。

2024/03/28

りんご

いやー、様々な悩みがあるもんだ。生きてたら色々あるもんね。今や一億総SNS時代。自分の素性を隠して悩みを吐き出すことがいつでもできる。私はその後が知りたい。「タスケテ」と知らない人が言ってて、また知らない人が「どうしたの?」「今日嫌なことがあって、、、」知らない人でもこっそり見たい。他人事だからツッコミを入れまくりたい。そんな私は相談者には向いていない。燃え殻さんの回答は割と方向性が揃っていて、上っ面を飾ろうとした回答じゃなさそうだな、と好感持てる。私にはできない。

2022/11/03

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