常世の舟を漕ぎて 熟成版 (ゆっくり小文庫)
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常世の舟を漕ぎて 熟成版 (ゆっくり小文庫) / 感想・レビュー
こもれび読書録
今までで最も衝撃を受けた本だった。縁あって水俣に行き、水俣病事件のリアルさに触れ、栗原彬さんの本で緒方さんを知った。アカデミズムの外の人が時代をこえた思想をもつということにも強く感銘を受ける。 「みんな多かれ少なかれ泥棒じゃないですか。スーパーで買えばそれで合法、と言ってすむ問題じゃない。スーパーなんていうなれば、泥棒たちの分配センターで、銭はそこの通行証みたいなものでしょ。」 全ての人は泥棒で、加害者性をもっている。この人間観が時代に必要なのだと思う。R.Y
2023/09/03
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