東武亀戸線、越中島線がおすすめ! 亀戸×鉄道=散歩!? 『散歩の達人』編集長コラム【Vol.1】

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2017/10/21

 ダ・ヴィンチニュースは、雑誌読者のことを一番よく知っている各雑誌の「編集長コラム」企画をスタートしました! 今回ご登場いただくのは『散歩の達人』の土屋編集長です。

 はじめまして。2017年11月号から月刊『散歩の達人』の編集長になった土屋です。今回から特集号の見どころと取材こぼれ話などをお届けしていきたいと思います。

今月号の特集エリアは「錦糸町・亀戸・大島」です。このエリアは2006年12月号以来なので、もう10年以上経ちますね。この街の特徴はやはり外国人が多いこと。一時はフィリピン人やタイ人が比較的多かったようですが、いまやロシア人やインド人なども多くなっており、ますますカオスになっている印象です。一方、リーズナブルでおいしい酒場も多く、飲んべえ天国でもあります。今回の特集では繁華街の錦糸町・亀戸だけじゃなく、大島や東武亀戸線沿線も紹介しました。近隣在住の方々により身近に感じてもらえるような特集になっていると思います。

さて、この特集の中で土屋が個人的に楽しんでしまった企画を2つ紹介します。

2つとも亀戸を経由する鉄道なのですが、ひとつは「東武亀戸線」。路面電車のように街中をこまめに停車しながら走り、地域密着感があって、途中下車も楽しい路線です。構内踏切があるのも、今どき珍しい! 今なら昭和30年代の試験塗装車両をイメージした緑色の電車も走っています。誌面では沿線の見どころをポップに紹介しているので、ぜひそちらで誌上乗車を楽しんでください。

東武亀戸線で亀戸からひと駅目の亀戸水神駅。手前に構内踏切が見えます。

そして、もうひとつは、貨物専用線の「越中島線(正式名称は越中島支線)」です。越中島線とは、小岩駅から総武線に沿って亀戸に向かい、亀戸駅から京葉道路上を大きく南にカーブし、明治通りと横十間川の間を真っすぐ南下して、越中島貨物駅に至る路線。レール輸送専用線なので、レールを載せる専用の貨車も見どころです。「あの路線って廃線じゃないの?」とか、「貨物なんか、いつ走るかわからないでしょう?」などというご意見もあるでしょうが、じつはこの貨物線、日曜以外はほぼ毎日3往復も走っているのです。

竪川橋梁。首都高速の真下にあり、ロケーションはイマイチですが、橋自体はカッコいい。

この路線、実際に走る列車も魅力ですが、ほかにも見どころが満載。竪川橋梁のレンガ造りがカッコいい橋台や、薄い緑のトラス橋が空に映える小名木川橋梁(鉄道ファンの人気撮影地でもあります)、そしてかつて都電と立体交差していた跡がわかる南砂緑道公園など、実際にその場所を歩いてみるとわくわくするスポットぞろいなのです。中でも南砂線路公園は越中島線の引き込み線跡地を使用していて、貨物列車を間近で見学できる絶好の撮影ポイント。思わず手を振ると機関士さんが振りかえしてくれました(隣に女性ライターがいたからか)。誌面でも簡単な路線図とともに、見どころをわかりやすく紹介しているので、ぜひ沿線散歩をどうぞ。

小名木川橋梁を渡る越中島線を撮影。右奥にスカイツリーも入れてみました。

沿線には踏切が3箇所。踏切も貨物列車に近づけるスポット。写真は一番南の新砂踏切。

もちろん、錦糸町、亀戸の酒場情報やグルメ情報も満載。さらに錦糸町のディープな街情報(花壇街、外国人事情)なども徹底取材しています。このエリアにゆかりのある人も、そうでない人も、ぜひ一度雑誌を手に取ってみてください。

『散歩の達人』最新号は10月21日(土)発売!

『散歩の達人』11月号(交通新聞社)

土屋広道(つちやひろみち)

1972年生まれ。関西学院大学社会学部卒業後の1996年に株式会社弘済出版社に入社(合併を経て2001年に株式会社交通新聞社)。『鉄道ダイヤ情報』『旅の手帖』編集部を経て、2008年より『散歩の達人』編集部所属。2017年11月号より同誌編集長。