湘南のローカル感を味わう、 最注目エリア「辻堂」は南口が楽しい!『オズマガジン』統括編集長おすすめの「湘南さんぽ」

暮らし

2018/7/25

 ダ・ヴィンチニュースの読者のみなさま。こんにちは。オズマガジンの古川です。

 すっかり夏ですね。僕は編集者なので(編集者なのでという言い方も変ですが)ほとんど毎日をTシャツで過ごしていますので、スーツを着て毎日外を廻っている方々をみると頭が下がる思いです。

 いずれにせよ、熱中症や夏バテには注意しながら、暑い夏を楽しめたらいいですね。

 さて、発売中のオズマガジンの最新号は「湘南さんぽ」特集。昨年は湘南特集はお休みでしたので2年ぶりの特集です。湘南特集を作ると「あぁ夏だなあ」という実感がいつもより強くなります。それだけ夏=湘南というのはマッチングがいいということなのですね。

 湘南というといつも巻き起こる議論がひとつあって、それは「どこからどこまでを湘南と呼ぶか問題」です。これに正確な答えを求めるのは難しいですが、今回のオズマガジンは東は三浦半島の突端の町、三崎から、西は小田原の手前の二宮まで、広い範囲の情報を掲載しています。

 茅ヶ崎や江の島といった湘南の主役の町たちはもちろんですが、三崎や二宮といったなかなか馴染みの少ない町たちも本当に楽しい「よりみち」スポットがたくさんあります。そういった意味では、この1冊があれば、夏だけではなく1年中海辺の町を楽しむことができると思います。ぜひ長い間あなたの部屋の本棚に置いていただき、湘南さんぽを楽しんでいただけたらと思います。

 個人的にも湘南は好きなエリアですので、どのエリアもオススメなのですが、今回特におススメしたいのが「辻堂」。

 藤沢と茅ヶ崎の間に挟まれ、いまだに快速電車もスルーするこの町が、いま湘南では最注目のエリアのひとつになっています。東京駅からは電車で50分。品川からなら40分。思っているより近いですね。

 近年の辻堂の勢いを牽引する4番バッターは、間違いなく北口に直結したテラスモール湘南であることは間違いありません。でもテラスモールで買い物して帰るだけでは、この町の楽しみを半分しか味わえていないといえるでしょう。

 ずばり、辻堂の「よりみち」を本当に楽しむポイントは「南口」を散策することです。なかでも「サーファー通り」は湘南のローカル感を味わうにはぴったりの海への一本道。

 ビーサンに上半身裸で自転車に乗り、そのままコンビニでビールを買う人、水着で原付にサーフボードを載せて走り抜ける真っ黒に日焼けしたサーファー。道を歩いているだけで、いつもと違う休日気分を味わえます。

 オズマガジンでももちろんこの道沿いのお店をたくさん紹介しています。誌面では小さな扱いですが、中でも個人的なオススメは「広島お好み焼き こてつ」です。辻堂駅からサーファー通りを少し歩きますが、お腹をすかせて行きましょう。さあ出発です。

「湘南にまで来てお好み焼き?」と思うかもしれませんが、このお店のお好み焼きは「湘南にまで来てお好み焼き」に充分値する逸品です。

 店主はお好み焼きの本場広島の名店「ひらの」で修行した正真正銘の純血で、生鮮品以外の食材やソースまですべて広島から取り寄せています。

 炒めたライスとそば、豚肉とキャベツ。そして特製のソースをたっぷりと。熱々をほおばれば、冷たいビールが進みます。

 昼からビールを飲んでお好み焼きの土曜日。これ以上最高の気分はありませんね。お腹がいっぱいになったらお店を出て正面の新店「THE GREEN STAMPS COFFEE」のアイスコーヒーでクールダウン。ひとやすみしたらそこから海まではもう少しです。

 お店を出てサーファー通りを海に向かって歩くと、海の目の前に広がるのは広大な「辻堂海浜公園」。ここの芝生広場は湘南でも有数の気持ちいい場所だと思います。

 辻堂は海の家も最近のファッショナブルなクラブ系のものでなく、昔ながらのローカル感が残っていますので、海の家で夏らしいことを満喫したら、ぜひこの公園に戻って昼寝や読書がオススメです。

 特集では湘南で読むのにピッタリの「湘南人が選んだ夏のオズイチ」と題して、湘南人が本と映画と音楽を各自の手書きのPOP付きで紹介しています。このページも今回の要チェックポイント。個人的には大好きなアーティストのCaravanも音楽のセレクターとして参加してくれているので(この原稿も彼のオススメのケニー・ランキンを聴きながら書いています)、ぜひチェックして、本や音楽を準備してから出かけてみてください。辻堂海浜公園で寝転がりながら本を読む時間は本当に至福と呼ぶ以外の言葉が見つかりません。

 そうこうしているうちに日が暮れる時間になるはずです。夕方になったらもういちど海岸に戻ってください。天気がよければ向かって右側、西側の伊豆半島の向こうに大きな富士山が見え、その脇にカンパリオレンジみたいな太陽が沈んでいくのが見えます。この夕日を見ながら、海の家で買った生ビールをごくごくと。なかなか使うタイミングがわからなかった「チル」という言葉も、こういう時のことをいうのかなあなんて思ってみたり。

 どれだけ疲れても酔っぱらっても安心してください。帰りは海浜公園の前から辻堂駅までバスですいっと帰れます。帰りの東海道線はぐっすり眠って帰ってくださいね。ちなみに休日はグリーン車も割引でいつもより安く乗れるので、グリーン車でシートを倒して帰るのがオススメです。

 ほら、辻堂だけでもこんなに楽しい1日が待っています。他のエリアも同じような「よりみち」がたくさん。一概に湘南といっても、町や駅ごとに違う表情があります。その「違い」は僕たちが伝えきることはできませんので、ぜひあなた自身が外に出て、体験して、感じてみてください。

 そしてその「よりみち」は、ぜひ新発売の「鎌倉・湘南 よりみちノート」に残していただけたらと思います。

詳細はこちらから

 では、今月はこの辺で。いい夏をお過ごしください。

『オズマガジン』最新号発売中!

OZ magazine 2018年8月号
(スターツ出版)

古川誠(ふるかわまこと)統括編集長

1998年スターツ出版入社。販売部の営業を4年務めたのち、2002年よりオズマガジン編集部に配属。2008年より編集長に。ほかクルミド出版より小説『りんどう珈琲』を出版。2018年には2作目の小説「ハイツひなげし」をセンジュ出版より刊行予定

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