祝・川崎フロンターレJ1連覇と豊洲市場見学のポイント 『散歩の達人』編集長コラム第14回

エンタメ

2018/11/22

『散歩の達人』12月号(交通新聞社)

 こんにちは。月刊『散歩の達人』編集長の土屋です。

 今月号の大特集は「東急東横線 新丸子~反町」。人気路線の東急東横線の中でも、多摩川を渡った神奈川側の横浜駅手前までのエリアになります。じつは東急東横線の歴史は、今回の特集エリア、丸子多摩川駅(現・多摩川駅)~神奈川駅から始まったのです。ただ歴史が古いだけじゃなく、このエリアを改めて見ると、びっくりするくらいエンターテインメント性が高いことに気づくはず。たくさんの高層マンションが、多摩川の河川敷を見下ろす武蔵小杉はもはや首都圏屈指の人気タウンだし、元住吉の「モトスミ・ブレーメン通り商店街」や戦後の闇市の雰囲気を今に伝える白楽の「六角橋商店街」などの商店街も各駅ごとに健在で個性豊か。一方で、慶應義塾大学の日吉キャンパスや東白楽の神奈川大学などのアカデミックな一面も見え隠れします。一筋縄ではいかない魅力がたっぷり詰まったエリアなのです。

 そして沿線で今一番ホットな話題は、なんといっても川崎フロンターレのサッカーJ1リーグ連覇でしょう。校了直前の試合で優勝が確定し、校了時に「祝! J1リーグ連覇」の追記をさせていただきました。誌面では、川崎フロンターレがさまざまなイベントでお客さんを楽しませてくれていることを伝える記事を掲載していますが、もちろんフロンターレのサッカー自体も面白い! リーグ屈指のパスサッカーは見る人を楽しませてくれるはず。12月1日の最終節はすでにチケット完売のようですが、チケットなしで楽しめる、スタジアム外の「川崎フロンパーク」では、「陸前高田ランド冬」を開催予定。三陸の食材を使用したグルメが楽しめ、毎回大好評の「餅まき」も開催(餅の入った袋の中には当たりくじ付き!)。試合は見られなくてもきっと楽しめるイベントです。優勝の盛り上がりを感じにぜひスタジアムへ行ってみてはいかがでしょうか?

川崎フロンターレの選手紹介の際のサポーターの様子。水色で染まったスタンドの盛り上がりはすごいものだった。

 さて、大特集のエリアからはちょっと離れますが、散歩の達人では10月号から今月号まで「築地から豊洲へ」という3号連続特別企画を掲載しています。この特別企画に関連して、当コラムでも前回、築地場外市場を紹介しましたが、今回は豊洲市場について少しだけ紹介したいと思います。

 施設全部が一体となっていた築地市場と違い、豊洲市場はいくつかの建物からなり(一般が立ち入ることができる施設としては4棟)、ゆりかもめ市場前駅から続くペデストリアンデッキで結ばれています。そして築地市場との一番大きな違いは、観光客はセリ場に立ち入ることができないこと。見学はペデストリアンデッキから続く見学者コースでガラス越しに見下ろす形になります。現場の熱気は伝わりづらいですが、セリ場全体を見渡すこともできることは高い位置から見学できる利点かもしれません。

見学コースから見た水産卸売場棟のセリ場。昼前に行ったのでセリは終わっていた。早朝~9時までが見頃だ。
青果棟も見学コースから眺めることができる。こちらも昼前だと閑散としていた。

 そして市場のお目当てといえば、飲食と物販。これも築地時代とは変わっています。飲食だけでも3つの棟にお店が分散されています。築地時代も人気だった寿司屋も3棟すべてに分かれているので、事前にお店を確認して行くことがおすすめです。誌面でも全店の場所をエリアマップに落とし込んでいますので、ぜひご活用ください。

水産仲卸売場棟の『小田保』でヒレカツを食べたが、本当に柔らかく美味だった。

 わかりにくいのが、6街区「水産仲卸売場棟」の飲食と物販。豊洲市場で最も多くの店が集まる水産仲卸売場棟ですが、飲食が3階、物販が4階と分かれています。物販フロアには3階の飲食フロアからエスカレーターで上がることができるようについ思ってしまいますが、じつは同じ棟内でも位置がちょっと離れており、エスカレーターでつながっているわけではないのです。3階の飲食フロアには水産仲卸売場棟に駅に近いところにあり、物販の4階フロアは、飲食のエリアからさらにペデストリアンデッキを歩いて、水産仲卸売場棟の見学コースを過ぎたところからエスカレーターで昇ることになります。距離的にはそんなに離れていませんが、ちょっとわかりづらい造りになっているので、注意が必要です。

水産仲卸売場棟飲食フロアのにぎわい。特に昼時はすごい行列だった。ほかの管理施設棟や青果棟の店も同様に混雑している。

 築地時代とはちょっと変わりましたが、そのにぎわいはやはり東京中央卸売市場。お昼時にはすごい行列ができていました。もちろん味は築地時代と変わりません。ぜひ豊洲市場のグルメを満喫してほしいです。

 誌面では、移転の話を含めた豊洲市場の情報も満載。詳細なエリアマップとともに、ぜひ参考にしていただければと思います。

 さて、誌面ではほかにも大特集「東急東横線 新丸子~反町」の情報がたっぷり。「新丸子、元住吉、日吉、白楽の駅前商店街案内(イラストマップ)」「ロバート・ハリスと白楽・六角橋」「おいしい秘密基地カフェ」「沿線自由なカレー選手権」「相鉄・東急直通線、結局どうなるの?」などなど、企画ページも盛りだくさんです。

 さらに今、映画観客動員ランキングで2週連続1位になって話題の映画『ボヘミアン・ラプソディ』で注目されているクイーンですが、クイーンをはじめとするロック&ブルーズを楽しめる都内の音楽酒場を紹介した第2特集「東京ロック&ブルーズ酒場」もお見逃しなく!

 そして、そんな情報が満載の本誌を、どうぞ一度、手に取ってみてください。

土屋広道(つちやひろみち)
1972年生まれ。関西学院大学社会学部卒業後の1996年に株式会社弘済出版社に入社(合併を経て2001年に株式会社交通新聞社)。『鉄道ダイヤ情報』『旅の手帖』編集部を経て、2008年より『散歩の達人』編集部所属。2017年11月号より同誌編集長。

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