映画『翔んで埼玉』公開で注目!? 知られざる“板橋”の魅力を『散歩の達人』編集長に聞いた!

エンタメ

2019/2/23

『散歩の達人』3月号(交通新聞社)

 こんにちは。月刊『散歩の達人』編集長の土屋です。

 ついに映画『翔んで埼玉』が公開されました。数々の衝撃的な描写で話題だったマンガが映画化され、さらに二階堂ふみ、GACKTのダブル主演。東急ハンズ池袋店では映画公式グッズや原作コミック柄グッズの販売があったり(~2月27日まで)、埼玉県の上映劇場では先着でそこらへんの草ならぬ高級野菜の種のプレゼントもあるなど、上演前から注目されています。映画『翔んで埼玉』については、先日発売した1月号「大宮・浦和」特集号にて、巻頭で漫画の原作者・魔夜峰央さん、映画監督・武内英樹さんへのインタビューを掲載。映画化についてのこだわりや、原作の生まれた背景など、じっくりお話を伺っているので、バックナンバーの2019年1月号をぜひご覧ください(じつは上記のさいたま市の“高級野菜”についても紹介していますよ)。

『翔んで埼玉』では、埼玉から東京に行くには通行手形が必要、というくだりがありますが、その通行手形が必要?な都県境の街・板橋を今月号の散歩の達人では大特集しています。特に注目は、作家・樋口毅宏さんによる板橋案内。池袋で生まれ育ち、上板橋で一時期を過ごした樋口さんに板橋の魅力を歩いて語ってもらいました。樋口さんといえば、『さらば雑司ヶ谷』や『タモリ論』でも知られ、サブカルや東京の街への造詣も深い小説家。散歩の達人でも「失われた東京を求めて」を連載中です。そんな樋口さんによる板橋の街案内は、「普段着で、肩ひじを張らず、気楽にやれる、等身大の街」という板橋の街の特徴がしみじみわかる内容になっています。

中山道が石神井川を横切る地点にかけられた「板橋」。写真は近藤勇の子孫・宮川清蔵さん(宮川さんは、誌面でも近藤勇最期の地を案内してもらっています)。

 さらに本特集では「とっておきの板橋グルメ」としてさまざまなグルメを紹介していますが、その中の筆頭として「板橋チャーハン」を紹介。マツコの番組で火がついた「板橋チャーハン」は今や板橋で一番の注目グルメになっていますよね。板橋チャーハンは「しっとりチャーハン」と呼ばれ、パラパラとは違う形状、食感がおいしくて面白いと言われていますが、はたして実際はどうなのか、本誌編集部&スタッフによる板橋チャーハン大検証も必見です。

 そしてもうひとつ、個人的に今回の板橋特集でお伝えしたい話題が「牛乳割り」です。板橋には本当に渋くておいしくてリーズナブルな酒場が多いのですが(詳しくは酒場ページ参照)、その酒場でよく目にするのが「牛乳割り」でした。「牛乳割り」とはどんなものかというと、いわゆる焼酎の牛乳割り。じつは私も今回の企画で飲むまでは「牛乳割り」というものを飲んだことがなかったのですが、これがお酒としてなかなかの美味。思った以上にすっきりしていて、適度な甘みも感じ、意外にイケるのです。そしてこの牛乳割りにハマると、それぞれの店で選ぶつまみが変わってきます。特にバター焼きやこってり系のつまみに相性ぴったりで、揚げ物にも結構合います。個人的には刺し身以外ならほとんど合うのではないかと思うくらい。板橋以外でも牛乳割りを置いてある酒場はあるとは思いますが、なぜ板橋に牛乳割りを置く店が多いのか? 詳しくは誌面をご覧ください。

大山『わいわい』の牛乳割り4種。左からウコン牛乳ハイ、焼酎牛乳割り、青汁牛乳ハイ、トマト牛乳ハイ。青汁牛乳ハイがコクがあってイチオシ。

 大特集「板橋」の誌面では、ほかにも興味深い企画がたっぷり。「仲宿商店街、遊座大山商店街のイラストマップ」「『ハロー張りネズミ』の舞台を大捜査」「志村の迷宮“トンネルマーケット”へ!」「志村スリバチ地形さんぽ」「近藤勇 最期の地を歩く」などなど盛りだくさんです。

上板橋の名酒場『鳥昇』にて。この店の刺し身や焼き鳥もうまい。板橋にはほかにも名酒場が多いのだ。
漫画『ハロー張りネズミ』の2017年ドラマ版で使用された「あかつか探偵事務所」。まだビルに事務所名が残されている。

 また、第2特集「トキメキ!ホットスナック」にも注目してください。紹介している「ホットスナック」とは気軽に食べ歩きできる“できたて”が基本の軽食・おやつ。チュロス、クレープ、今川焼き、ホットドッグ、ポテトフライ、たこ焼き、コロッケ、チーズドッグといった、青春時代を思い出させるホットスナックが、街の若者と共に登場。さらに特集に合わせて、売野機子さんによる描き下ろし漫画『君が冬の季語になる』を特別掲載。ホットスナックを食べていた頃を思い出すような物語です。

 春も近づく今、おいしいホットスナックを食べて心からあったかくなりませんか? そしてホットスナック&板橋の情報が満載の本誌を、どうぞ一度、手に取ってみてください。

土屋広道(つちやひろみち)
1972年生まれ。関西学院大学社会学部卒業後の1996年に株式会社弘済出版社に入社(合併を経て2001年に株式会社交通新聞社)。『鉄道ダイヤ情報』『旅の手帖』編集部を経て、2008年より『散歩の達人』編集部所属。2017年11月号より同誌編集長。

・新橋二大ビルで、定食&飲み歩き!
・『翔んで埼玉』で始まる2019年! さいたま市の中でも大宮と浦和は別格!?
・豊洲市場見学のポイントは?
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『散歩の達人』最新号は2月21日(木)発売!