子鉄にとっても一大事! 春のお出かけをも左右するダイヤ改正2019!

エンタメ

公開日:2019/4/1

 今年は新元号の発表という特別な出来事もありますが、毎年4月は入園&入学、進級など、子どもたちにとっても新しい生活が始まる季節。

 それぞれに、ワクワクドキドキしているでしょうね。

 そして、われらが“子鉄クン”にとっても、4月は特別な時期と言えます。

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 なぜなら、毎年直前に「ダイヤ改正」があるからなんです。

春らしさを意識して、若草の地色に真っ白な800系新幹線にしてみました。今号から「新幹線」と「私鉄の通勤電車」それぞれの新連載もスタートです!

 文字どおり「ダイヤ(運行計画)」を「改正」することをこう言うわけですが、子鉄クンにとっての一大事は改正自体ではなく、それによって見たり乗ったりできる電車が変わること。

 相互乗り入れが当たり前になった現在、JRも私鉄各社も足並みをそろえて実施するようになったダイヤ改正は、今年も3月16日に行われました。

 今年のトピックスひとつめは、やはり新幹線!

 上越新幹線にE7系車両が初めて投入されたことです。

 これまで活躍してきたのは、2階建てでおなじみのE4系。

「MAX(マックス)」のニックネームにピンとくる方もいるのではないでしょうか。

 E4系の引退が2020年度末に迫っていることもあり、代わりにE7系が投入されたというわけです。

 しかも、2編成だけですが、期間限定でMAXと同じピンク(朱鷺色)のラインが入った仕様で走っているので、見つけたらラッキーですよ!

一見するとただのE7系に見えますが、側面にピンクのラインが追加された期間限定カラーが2編成だけ走っています。

こちらが2階建て新幹線E4系 MAX。乗ったことはなくても、「JR SKI SKI」の広告で見たことがある方も多いのでは? 間近で見ると2階建てならではの迫力があります。

 次にご紹介したいのは、西武鉄道の新型特急「Laview(ラビュー)」です。

 まるでなにも塗っていないように見えるアルミ製の車体は金属質全開でインパクト大!ですが、実は特殊なシルバーの塗装が施されているそうです。

 運転席まわりの丸いデザインに合わせたガラスや、足元まで広がる大型の窓、鮮やかな黄色いシートなど、あらゆる部分がこれまでの電車のイメージを覆します。

 こちらはこれまで看板特急として活躍してきたレッドアローに代わって、順次増えていくそうなので、目の当たりにする機会も増えるでしょう。

突如現れたら、絶対にビックリする西武鉄道のラビュー。建築家やテキスタイルデザイナーが監修に参加して作られた車両は、「やわらかく風景に溶け込む」をコンセプトに設計されたそうです。

 ほかにも、「あの人気キャラが本物の車両になった!」「真っ赤な丸の内線が復活!」「大阪に新しい路線が開業!」などなど、今月号では便利になっただけではない、楽しめるダイヤ改正情報をお届けしています。

 暖かくなるとイベントも増えたり、各地でSLの運行が始まったり、鉄道の世界もますます盛り上がってきます。

「子どもと一緒にどこ行こう?」と思ったら、ぜひ鉄おもをチェックしてみてくださいね!

岡山の街にはこんな車両も! 子どもたちならだれもが歓声をあげるデザインですが、細部の作り込みまでこだわりいっぱいで、“大人の本気”も感じさせてくれます。

大渕俊輔
書籍編集者としてネコ・パブリッシングに入社後、営業部や広報部に異動して数年を過ごすが、再び編集畑に戻ることに。ガレージ専門誌の編集を担当したのち、鉄おも!の編集に携わる。趣味人だらけの同社にあっては、専門分野がない薄口。

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