味つけがマンネリ化してきたら「のり」を調味料に!『レタスクラブ』編集長コラム

暮らし

公開日:2020/5/18

『レタスクラブ ’20 5月号』(KADOKAWA)

 突然ですが、ふだん「のり」をどれくらい食べますか?

「コンビニのおにぎりで食べるだけ」という人もいれば、「子どもの食事に欠かせない」という人もいたり、消費量は家庭によって差があるのではないでしょうか。

 わたしは無類ののり好きで、おやつにバリっと食べることもしばしば。舌の上でじわじわと溶けていく瞬間、ふわっー! と広がる香りとうまみ。

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 ママ友には、晩ごはん前の子どもの「おなかすいた~」に、のりを出すという人も。

 ヘルシーでいいですね。おなかにたまらないけど(笑)

 わたしは料理にものりをよく使います。シンプルなものほどおいしさがグッと増すので、“隙あらば”どっさり投入。

 とくに、子どもに「味がいない」などと言われがちな淡白な味の食材ほど、のりのうまみによって味が引き出され、満足度が高くなるのです。

 わたしがよく作るのは…

・蒸したとりむね肉を割いて、のり、ごま油、塩、粉山椒であえる
・ゆでたほうれん草、しょうゆ、のりであえる
・のりバタースパゲティ→ご飯を炊き忘れたときに思い付き、ハマリました!
・のり卵スープ→かき卵汁にちぎったのりをドサ! っと

 すべて「のりまみれ」になるくらい、惜しみなく入れるのが好み。うまみ効果で減塩にもなるし、一石二鳥!

 レタスクラブの企画会議でも「のりって使えるよね!」と話題になり、レタスクラブ5月号で、こんなコーナーをご用意しました。

 味にマンネリを感じている方に、ぜひお読みいただきたい。

レタスクラブ5月号「桜えびとのりで手抜きに見せない!」
調理/市瀬悦子 カメラ/木村拓/ スタイリング/浜田恵子

 料理研究家・市瀬悦子さんが繰り広げる、のり!のり!のり!の嵐!!

 もうたまりません。片っ端から作っているのですが、一番のお気に入りは、のり塩ポテト炒め

ある晩のわが家の食卓(前田作)。のり、入れすぎ・・・笑

 じゃがいもはパサつくので食べない息子も、これならよく食べます。

 こちらは、原稿をみた段階で即試したくなったのりドレッシング。

誌面より。のりドレ豆腐サラダ

 のりはパリパリ食感だけでなく、水けを含ませてとろっとした口当たりにするのもまた美味しい。

 のりって、本当に懐深い!

 個人的なこだわりとしては、のりだけはちょっとだけいいものを選びます。

 のりの香りとうまみがより豊かに感じられるので、手抜き、いや、シンプルな料理ばかりのわたしには、とても心強い存在です。

 平日のごはん作りをシンプルに簡単にしたい人こそ、のりを取り入れてみてはいかがでしょうか。

前田雅子(まえだまさこ)編集長
1979年生まれ。リクルート「赤すぐ」シリーズ誌の編集を経験後、オレンジページに入社し、料理編集を担当。2016年KADOKAWAに入社してレタスクラブ編集部へ。2019年8月から編集長に就任。私生活では1歳男子の母。

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