特集番外編1 2010年8月号

特集番外編1

更新日:2013/8/9

編集I

 

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『情熱大陸』や『プロフェッショナル 仕事の流儀』にも登場された鈴木成一さんですが、
『ダ・ヴィンチ』でも、ぜひ特集したい!と思って時期をうかがっていました。
そんな折、新刊『十字架』の取材で重松清さんにインタビューさせていただき(2010年2月号)、「この装丁、すごくいいでしょう」という話で盛り上がって、「『ダ・ヴィンチ』で鈴木さんの特集をするときは僕が取材するから」と、重松さんが自らインタビュアーを買って出てくださったのです。
こんないい話を逃す手はないと、鈴木成一さんに取材の打診をしたところ、今年は独立してちょうど25周年、7月に初の単独著書も出るというグッドタイミングでありました。

鈴木さんが手がけた本はこれまで約8000冊。出版界きっての人気デザイナーであり、装丁する本はすべてキッチリ読むことでも知られたこだわりの職人です。今回の特集では、鈴木さんの半生とそうした仕事のスタンスを、重松さんがたっぷりじっくりロングインタビュー。ほか、鈴木さんが著書の装丁の多くを手がけた作家6名からの手紙、編集者&書店インタビュー、読者ランキングなど、盛りだくさんです。(読者アンケートにあがった本の数々をみれば、あの本もこの本も鈴木デザインだったのかと、改めて驚くこと必至)。

重松さんと一緒に2時間、追加で5時間というロングの取材・撮影に、快く応じてくださった鈴木成一さん、本当にありがとうございました。

『十字架』重松 清 講談社 1680円
『十字架』
重松 清 講談社 1680円

『装丁を語る。』鈴木成一 イーストプレス 2100円 7月8日発売
『装丁を語る。』
鈴木成一 イーストプレス 2100円
7月8日発売