大江健三郎 Interview long Version 2010年1月号

インタビューロングバージョン

更新日:2013/8/19

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取材・文=榎本正樹 写真=川口宗道

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プロフィール
大江健三郎

おおえ・けんざぶろう●1935年愛媛県生まれ。東京大学文学部仏文学科卒。58年『飼育』で第39回芥川賞を受賞。以後、戦後民主主義者として現代日本文学の最前線で活躍し、数々の文学賞を受賞する。94年には、日本人では2人目となるノーベル文学賞を受賞。2006年に大江健三郎賞を設立。

著者紹介
水死

『水死』
大江健三郎 講談社 各2100円

母の死から10年、妹のアサは「兄さんに『赤革のトランク』を渡すときが来た」と告げた。父親の死に関する資料が詰まったそれは、私が父の『水死小説』を書くのに絶対的に必要なものだった。執筆の準備を進めるなかで出会った劇団「穴居人」の女優・ウナイコ。彼女とのやりとりを通じて、古義人自身も大きな変革を迫られることに――。