Cover Model 生田斗真 2014年3月号

Cover Model 紹介

公開日:2014/2/6

Cover Model 生田斗真 2014年3月号

Cover Model 生田斗真

かっこいい♥ じゃなくて
かっこいい!! を目指しました

女は憧れ、男が惚れる男。
2月15日公開の主演映画『土竜の唄』で、
生田斗真が演じている、始末書数ワースト記録のダメ警官だが
正義感は人一倍の主人公・菊川玲二は、そんな男に見えた。

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「バカでエロくて、でも曲がったことが嫌いで真っ直ぐに生きている……
玲二は、こういう生き方をしたいという、
男の願望の象徴のような男だと思います。
全編通して裸でいるか、乱闘してるか、でしたね。
僕がやられればやられるほど、お客さんが喜ぶ作品だと思っていて。
撮影中は毎日が祭りというか、戦いというか。
1シーンを撮るのに夜7時から始めて朝の9時まで、
みたいなこともよくありましたね。
スタッフのみなさんの顔がどんどん土色になっていくんですよ(笑)。
三池(崇史)監督が近くにいてくれたから、やれた。
俳優仲間が『三池組はいいよ』って自慢話をしていた理由が
よくわかりました(笑)。
覚悟がある人です。映画を撮る、ということに。
玲二がパピヨンに『この人とだったらどこまでも一緒にやってみたい』
と思ったのと似ているかもしれません」

男同士、共に無茶をして、共に泣いて、信頼関係を築く――。
撮影現場の現実と物語世界が渾然となって、
この“男たちの”映画は生まれたのだ。
だからきっと、この映画を観た男は彼らに惚れこみ、
女は男の世界にちょっとした疎外感と強い憧れを抱くだろう。

「女の人には、なんかこう……
男たちのまっすぐな姿を見て、ちょっと男に生まれたかったな、
とか思ってもらえたら嬉しいです。
こんな無駄なことに必死になるなんて男ってばかだなあと
思ってもらってもいいと思うし。
よろしくお願いします(笑)」

そんな生田斗真さんが選んだ本は——
『友罪』
友罪
薬丸 岳
集英社 1785円

27歳・ジャーナリストを目指す益田は、寮付きの工場で、影のある男・鈴木と出会う。次第に親しくなるが、鈴木が14歳の時に2人の子供を惨殺した「黒蛇神事件」の犯人だったことを知り……。「やっぱり自分が演じるなら?と考えますね。鈴木も益田も、どちらを演じることになってもいいなと思う」(生田斗真 談)