Cover Model 仲 里依紗 2011年3月号

Cover Model 紹介

更新日:2013/10/11

Cover Model 仲 里依紗

2010年の彼女の変身っぷりはものすごかった。
主演映画『時をかける少女』では、黒髪学生服の正統派美少女。
『ゼブラーマン~ゼブラシティの逆襲~』では
レディ・ガガかと見紛うばかりの大胆露出でダンス、アクションにも挑戦。
連続ドラマ初主演作『日本人の知らない日本語』では、
金髪ギャルの日本語教師をファンキーに演じあげた。
「変身女優」というイメージを、本人はどう思っているのだろう?
「できあがった作品を自分で見ても、おんなじ人だとは思えない時がありますね。
仲里依紗ってどんな人なの? 意味わかんないよねって、自分でも思います(笑)。
プレッシャーもありますよ~。私、ちゃんと変われるのかなっていう。
でも、いろんな役をやりたいっていう気持ちは強いです。
せっかく演じるなら、いろんな人になれるほうが楽しそうじゃないですか」
仲さんは「BeeTV」の最新主演ドラマ『パーティーは終わった』で、
5つのエピソード、5人の色男たちと「ひとり5役」を演じている。

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そんな仲 里依紗さんが選んだ本は——

『アンジュール ある犬の物語』
『アンジュール ある犬の物語』
ガブリエル バンサン
BL出版 1365円

ベルギーのブルュッセル出身のガブリエル・バンサンが、文字を一切記さないモノクロ鉛筆デッサンだけで描ききった60ページの絵本。車道を、野原を、浜辺を、街を。飼い主に捨てられた犬が、匂いを辿り家に戻ろうとする――。ページをめくることで空間が動き時間が動くシンプルな演出。それが読者とアンジュールの心をシンクロさせる。
「普段は台本を読んでいるので、文章を離れてリフレッシュしたいのかな。写真集とか、絵本は大好きですね。文字がないからこそ、妄想できる。絵を見て、自分で勝手にストーリーを作っていくこともできるんですよ」(仲 里依紗 談)