特集番外編1 2008年6月号
更新日:2013/8/14
特集番外編1『デトロイト・メタル・シティ』
編集Y.N
みなさまこんにちは。
今回の特集は『デトロイト・メタル・シティ』です。
略して『DMC』、マンガ読みの間ではものすごく話題になった作品です。
このマンガの主人公・根岸崇一は、普段は温厚で気弱でゴボウに似ているのですが、突然ブチ切れて悪魔的デスメタルボーカルになります。
なりたくないのにカリスマ化して、大暴走です。
さぞすっきりするかと思いきや、元に戻るやいなや、落ち込んでしまう根岸くん。
「ああ、僕はなんてことをしてしまったんだぁ〜!」
人生、そんなもんなのですね。
この作品の見所は彼の変身っぷりばかりではありません。
他にも魅力的なキャラクターがたくさんでてきます。
特にオススメはカミュこと西田と、資本主義の豚こと梨元の二人。
これだけいいキャラはなかなかいません。
根岸も含めてあんまりキャラが魅力的だったので、精神科医で連載でもおなじみの名越康文先生にキャラクター分析をお願いしてしまいました!
もう、期待以上にすごい分析結果が次々出てきて、びっくりです。
詳しくは本誌を読んでくださいね!
それでは、地獄に一番近いマンガ『DMC』の世界をたっぷり楽しんでください。
特集番外編1『デトロイト・メタル・シティ』
編集R
『ヤングアニマル』で連載がはじまってすぐに、コアなマンガファンの熱い支持を受け、コミックス1巻の刊行で各地に飛び火。実写映画、アニメDVD、ゲーム、CD、フィギュアなど、もはや収まるところを知らない勢いで広がりをみせる『デトロイト・メタル・シティ』(以下『DMC』)。先日、発売されたコミックス5巻では熱狂のメタルフェス篇から新展開みせ、もう目が離せません。
デスメタルという特殊なジャンルの音楽をテーマに破壊的なギャグの数々や、メディアミックスに盛り上がる状況も、とにかく圧倒的な勢いが気持ちいい。そんな勢いが誌面を通して伝えられればと思いました。
すでに何度も各誌で特集をされてきた『DMC』なので、なにか『ダ・ヴィンチ』ならでは企画を……と考えていましたが、なんと今回は若杉公徳先生に『ダ・ヴィンチ』だけの描き下ろしマンガを描いていただき、そして、ゆでたまごの嶋田隆司先生と若杉公徳先生による夢の対談が実現できました。
対談の様子は非常に和やかな笑いがたえず、幼いころ『キン肉マン』に薫陶をうけた若杉先生は、嶋田先生に胸を借りてスパーリングしているような感じでした。若杉先生と同じく『キン肉マン』世代の私も、同席しているだけで幸せな……ああ、いま思い出しただけでニヤニヤしてしまいます。憧れのアイドルをうっとりと眺めるように嶋田先生の話を聞き、取材中もちょっと気を緩めると『DMC』特集の取材だということを忘れそうになってしまったり(すみません!)。とにかく幸福なひとときでした。
ちなみに『キン肉マン』は今年で29(肉)周年を迎え、キンケシ付きの限定DVD-BOXや記念書籍の刊行など、さまざまなメモリアルグッズが発売されます。
もちろん『週刊プレイボーイ』で連載中の『キン肉マンⅡ世 究極の超人タッグ編』も見逃してはいけません!!