【ダ・ヴィンチ2015年12月号】Cover Modelは、生田斗真さん!

Cover Model 紹介

更新日:2015/11/10

【ダ・ヴィンチ2015年12月号】Cover Modelは、生田斗真さん!

Cover Model 生田斗真


映画『グラスホッパー』公開記念対談
生田斗真(主演)×伊坂幸太郎(原作)

伊坂幸太郎さんの140万部突破の大ヒット殺し屋小説『グラスホッパー』。
刊行から11年の時を経て、ついに実写映画化。公開を前に、
原作者の伊坂さんと、復讐を誓う元中学校教師の
主人公・鈴木を演じた生田斗真さんの対談が実現した。
原作者が感じた映画の魅力、鈴木という役どころの難しさ、
小説と映画の違いについて……存分に語り合っていただきました。

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弱さの中にある、
鈴木の意志の強さが匂い立てばいいなと(生田)

原作になかった
映画のオリジナルシーンに癒やされました(伊坂)

伊坂 映画、おもしろかったです!僕、もともと瀧本さんの映画が好きなので、
その新作を早めに観られるっていう嬉しさもあって(笑)。
自分の小説が原作というのは不思議な感じはするんですけど。
生田さんの鈴木、すごくよかったです。

生田 ありがとうございます。伊坂さん、
『脳男』をご覧になっていて、あの瀧本監督だったら、
ということでOKしてくださったんですよね。
それで監督が生田でやりたいと言ってくださって……
という経緯なので、プレッシャーが倍になりました(笑)。

伊坂 『脳男』の生田さんもすごくよかったですよ。

生田 あれはかなりチャレンジングな役で……
感情のない、ただ人を殺すだけの男という。
でも自分の俳優としての幅をすごく広げてくれた作品です。
 
伊坂 今回の鈴木は真逆ですよね。感情むき出しでおびえまくる。
たぶん僕の読者はもっとカッコ悪い人を想像していたと思います(笑)。

生田 そうですか。鈴木は弱々しい男なんだけれど、
復讐のために教師を辞めて闇の組織に入っていく。
大きく一步踏み込むというか、ただ巻き込まれるだけではない、
意志の強さも匂い立てばいいなと、そこは心がけました。

 

■そんな生田斗真さんが選んだ一冊は…

風に吹かれて_1

『風に吹かれて──エレファントカシマシの軌跡』
ロッキング・オン 2571円(税別)

ロッキング・オンの山崎洋一郎による、エレファントカシマシ・宮本浩次へのインタビューを中心に収録。衝撃のデビューから不遇時代、復活へと10年にわたり本気で向き合った山崎だからこそ聞けた、エレカシの本当の声。鮮やかに変化していく宮本の姿に熱いものがこみ上げる。時代ごとのエレカシ評、宮本本人による「あとがき」も必読。

「一番好きなエレカシの曲は『桜の花、舞い上がる道を』。またドラマに出られるようになった頃の曲で。「輝く時は今 遠回りしてた昨日を越えて」っていう「お前が咲くんだ、行け!」的な内容なんですけど、これは俺の歌だ!と思った。宮本さんの「俺もがんばるからお前もがんばれ!」みたいな歌に、いつも思いきり心をつかまれています。」(生田斗真 談)