横溝正史ミステリ&ホラー大賞の選考委員を務める辻村深月が、選評で常々指摘してきたのはミステリーとホラーを接着させる難しさだった。最新作『闇祓』は、その接着のお…
小説・エッセイ
2021/11/8
言えないことをいったいいくつ飲み込みながら、人は生きていくのだろう。そして誰かが言えなかったことにいくつ、思いを巡らせることができるのだろう。読む人の胸に、声…
小説・エッセイ
2021/11/7
結婚に関して考えなければならないなと思ったことも、そろそろそんな年齢だなと思ったこともない。かといって結婚したくないなと思ったこともない。無意識。とにかく無意…
小説・エッセイ
2021/10/22
事実は小説より奇なり―そんなことわざが現実になった感のある現在。2020年春先からの新型コロナウイルス感染症拡大により、私たちの日常は大きく揺さぶられ続けている。 …
小説・エッセイ
2021/10/8
今回の記事でダ・ヴィンチニュースさんに連載を始めさせて頂いて1年になる。 昨年の本気の自粛期間の最中に文字通り生きる為にnoteというサービスで文章を書き始め、これ…
小説・エッセイ
2021/10/1
大人になってから「趣味はなんですか?」と聞かれて、別にないことが悪いことであるわけがないにもかかわらず、趣味という趣味をあげられずに自分はなんてくだらないんだと…
小説・エッセイ
2021/9/17
デビュー作『屍人荘の殺人』で、「特殊設定ミステリー」ブームを巻き起こした今村昌弘さん。特殊設定ミステリーにおけるホワイダニットの重要性とは。 (取材・文=野本由…
小説・エッセイ
2021/9/13
〈あなたが、わたしを愛してるって、どういうこと?〉と、社会人の恋人・亜紀にプロポーズされた春は、そう問い返す。幼いころ、一通の手紙を残して失踪した父と、父の信…
小説・エッセイ
2021/9/10
『川のほとりで羽化するぼくら』は、七夕伝説に材をとりつつ、空想の翼を軽やかにはためかせた短編集。収録された4編は、世界観や設定こそ異なるものの、どれも“川の向こ…
小説・エッセイ
2021/9/6
10月28日に人気声優・櫻井孝宏の初エッセイ集『47歳、まだまだボウヤ』が発売される。 デビュー25周年を迎えた声優が初めて綴った“肉声” 『おそ松さん』(松野おそ松)、…
小説・エッセイ
2021/9/6
夏だ夏だなんて言ってますが、今現在というかここ何年かはプライベートで夏を満喫出来た記憶がまるでない。 芸人になったあたしにとって、夏といえば賞レースの時期であり…
小説・エッセイ
2021/8/27
“こんな歳の取り方をしたい”と誰もが憧れる美しい86歳、『魔女の宅急便』でおなじみの角野栄子さん。そのファッションスタイルを生み出した、娘のくぼしまりおさんの綴っ…
小説・エッセイ
2021/8/8
金原ひとみさんの『アンソーシャル ディスタンス』は、コロナ以前/コロナ後の人間の精神のあり方を可視化した短編集だ。5つの短編はそれぞれに、ある状況へと追いつめら…
小説・エッセイ
2021/8/7
時代時代で流行る言葉がある。所謂流行語。流行語までいかないものは流行り言葉とでも言うのだろうか。 お笑い芸人なんてのは、流行りにも敏感でなくてはならないのだろう…
小説・エッセイ
2021/8/6
高校生が主人公の恋愛小説って、もしかしたら同世代より大人にこそ刺さるのかもしれない……と思わされた小説『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』(筏田かつら/宝…
小説・エッセイ
2021/8/5
その誕生から30余年。ライトノベルは流行のジャンルを時代に合わせて輩出してきた。ファンタジー、SF、学園もの、ミステリなど既存の文芸ジャンルに存在した領域を、ライ…
小説・エッセイ
2021/7/31
家庭とは、自分のありのままの姿を見せることができる場所ではないのか。少なくともこの物語の家族にとっては違うようだ。悠木シュン氏による『仮面家族』(双葉社)は、…
小説・エッセイ
2021/7/31
加賀百万石の城下町として知られる石川県の金沢市。旅行地として人気の街だが、そんな金沢を舞台にした人気あやかしミステリーの第3弾『金沢古妖具屋くらがり堂 夏きにけ…
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2021/7/30
ラストイヤーというものを初めて経験した。 言葉そのままにもう2度と出れない。泣いても笑っても最後。背水の陣。背水人。ハイスイヒューマンズ。どうもハイスイヒューマ…
小説・エッセイ
2021/7/21
まだまだ進化するのだ、この人は。2018年本屋大賞を受賞した『かがみの孤城』やドラマ化&実写映画化された『朝が来る』などを代表作に持つ辻村深月が、2年3カ月ぶりとなる…
小説・エッセイ
2021/7/13
偶然の出会いが人生を大きく変えることがある。この出会いに乗るか、それともスルーして今まで通りの道をいくか、良し悪しは後にならなければ分からないが、こうした経験…
小説・エッセイ
2021/7/12
「3って不思議な数字ですよね。旅行に出かけてもふたりだと意見がぶつかるし、4人だといつのまにか2組に分かれるでしょう?でも3人なら、2対1で意見が分かれても必ずひとり…
小説・エッセイ
2021/7/12
『明け方の若者たち』で小説家デビューし、大きな話題を集めたカツセマサヒコさん。待望の2作目では、人気バンド・indigo la Endのアルバムをベースにした物語を紡いだ。…
小説・エッセイ
2021/7/9
人は誰しも、仮面をつけて生きている。他人には見せない素顔、心の奥の触れられたくない領域。伊岡瞬さんの新作は、そんな仮面の内側に迫るクライムサスペンスだ。 (取材…
小説・エッセイ
2021/7/6
僕は誰かに対してあまり緊張するということがない。これは決してなめているとか尊敬していないからという意味ではなく、むしろ逆で、その人への興味や憧れ、またはその人…
小説・エッセイ
2021/6/30
声に出すことなく、飲み込んでしまう言葉がある。おかしいと思っても、周囲を気にして声を上げられない。立場上、「こんなことは言えない」と自重する。小学4年生の息子を…
小説・エッセイ
2021/6/14
やたらと喉が渇く。どうでもいい話を割と覚えている。狭いところが好き。対面が落ち着く。昼と夜のテンションがわからなくなる。 以上の項目が全て当てはまるあなたは、気…
小説・エッセイ
2021/6/11
6月10日に発売される、女優・伊藤沙莉さんの初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』。発売に先駆けて、本書からエッセイ「ポンコツ人生」を前後編でお楽…
小説・エッセイ
2021/6/7
6月10日に発売される、女優・伊藤沙莉さんの初のフォトエッセイ『【さり】ではなく【さいり】です。』。発売に先駆けて、本書からエッセイ「ポンコツ人生」を前後編でお楽…
小説・エッセイ
2021/6/6
売れたい理由は大きく分けて2つある。 まずは自分の為に売れたい。たくさんの人に面白いと思われたいし、金だってしこたま欲しい。 売れることよりも金を稼ぐことよりも大…
小説・エッセイ
2021/5/28
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10年前の「デジタルタトゥー」は消せるのか? 累計210万部超えの話題作『しょせん他人事ですから』最新6巻発売
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チェルノブイリ原発事故から見る「被曝の恐ろしさ」。事故で日常を失った人々のその後をリアルに描いた実話集『チェルノブイリの祈り』
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かつて長者番付1位の清原達郎の投資ノウハウ。「株式投資は自分の失敗からどれだけ学んだか」と語る彼が、自身の知識を全てぶちまけた『わが投資術 市場は誰に微笑むか』
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打ち上げ代を毎回払ってくれる芸人は誰?お笑いライブ制作K-PROの児島気奈が語る、知られざる「お笑いの裏側」と「芸人の素顔」