THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【前半】

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公開日:2022/7/21

 7月21日、「BATTLE OF TOKYO」原作小説最新刊である『BATTLE OF TOKYO vol.4』(月島総記/角川文庫)が発売した。さらに同日より4日間、さいたまスーパーアリーナでのライブ「BATTLE OF TOKYO ~TIME 4 Jr.EXILE~」4DAYSも開催している。

「BATTLE OF TOKYO」の物語でその分身が活躍している、THE RAMPAGEの陣さん(≒GOEMON(ゴエモン)/ROWDY SHOGUN)、川村壱馬さん(≒LUPUS(ルプス)/ROWDY SHOGUN)、BALLISTIK BOYZの海沼流星さん(≒Flory(フローリー)/JIGGY BOYS)に、小説最新刊を一足先に読んでの感想を語り合ってもらった。

■「BATTLE OF TOKYO」とは?
2011年以降に活動を始めたJr.EXILE世代と呼ばれる、LDH所属の4グループ計38人のメンバーが別名を持ちキャラクター化して、「超東京」なる別世界で覇権を争うエンターテインメント・プロジェクト。GENERATIONSは「コピー」のスキル(異能)を持つ怪盗団・MAD JESTERSに。THE RAMPAGEは「プロテクト」のスキルを使う用心棒組織・ROWDY SHOGUNに。FANTASTICSは「コンバージョン(変換)」の異能を持つAstro9に。BALLISTIK BOYZは「スキャニング」のスキルを持つJIGGY BOYSに──。昨年2月に月島総記の筆による原作小説第1巻が刊行され、同年6月にCDアルバムがリリース、3DCGを駆使したミュージックビデオも話題を呼んだ。

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【前半】

──『BATTLE OF TOKYO』プロジェクトの「原作小説」の第4巻、『BATTLE OF TOKYO vol.4』(月島総記/角川文庫)が7月21日に発売されました。みなさんは一足先に読まれたそうですが……その話を伺う前に、vol.3までのご感想は?

川村 最高ですね。どんどんどんどん面白くなっている。いろいろな情報が増えていくと普通は混乱しちゃいそうですけど、『BATTLE OF TOKYO』の場合は逆なんですよ。

 4つのグループが、絡めば絡むほど面白いよね。ただ、ここ最近は絡まったコードをほどくみたいな感じもあって。絡まったコードって、1箇所がうまく外れると、全体がどんどんほどけていくじゃないですか。それに似た快感があります。

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THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【前半】
「4つのグループが絡めば絡むほど面白い」(陣)

川村 うまい表現(笑)。でも、確かに謎が深まるところもあれば、「超東京」の成り立ちであるとかクリアになっているところもだいぶ増えてきている。vol.3の後半くらいからそう感じます。

海沼 僕は、普段は全く本を読まないタイプで、小さい頃から本だけは避けてきた人生だったのですが(笑)、めちゃくちゃ面白かったです。読んでいると、映像が浮かんでくる感じがして。ストーリーも魅力的ですけど、キャラクターたちの会話の掛け合いも楽しくて。あとはやっぱり、「小説の中に自分の考えたキャラが出ている!」という感動がありました。なんだかんだで、自分のキャラばっかり見ちゃいました。

川村 主人公が決まっている話ではないから、読者さんはいろいろなキャラに感情移入しながら読むんだろうけど、僕らは感情移入の対象が決まっちゃってる(笑)。

 そうそう。だから、個人的にvol.3は、心に穴があいたような状態で読みました。僕がモデルというかキャラを考えた〈ゴエモン〉は、vol.2のバトルで重傷を負って入院しちゃって、全然出番がなかった(苦笑)。「みんながんばれ!! 俺は今動けへんけど……」と思って読んでいましたね。みんなの活躍に、ちょっと嫉妬もしましたけど。

川村 嫉妬してたんかい(笑)。

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【前半】
「最高ですね。どんどんどんどん面白くなっている」(川村壱馬)

──それぞれのキャラの名前や個性は、自分でアイデアを出して決める部分が多かったと伺っています。どんなアイデアを出しましたか?

 〈ゴエモン〉は、「伝説の刀を求めている」みたいな設定を最初に考えた気がします。僕、厨二病なんですよ(笑)。性格的には、誰かと競うよりも、自分を高める。常に自分との勝負、みたいな。蓋を開けてみたら他に刀キャラがいなくて、みんなに「ずるい」ってさんざん言われました。

川村 〈ルプス〉は、自分が空手を11年やっていたりボクシングも2年ぐらいやっていた経験があったので、格闘キャラという設定にしました。あとは女性を守る担当のボディガードという役割がいいんじゃないかな、と。

海沼 〈フローリー〉は、ゲーム好きでe-sportsの大会にも出ている実力がある、という設定は自分で作ったんです。でも、小説を読んでいたら車のディーラーをやっているお姉ちゃんが突然出てきて、「俺、姉がいるの!?」と(笑)。2人は以前、運び屋をやっていて……という設定も僕が考えたものではないんですが、小説を読んでからめちゃめちゃ妄想が膨らんでいますね。フローリーとお姉ちゃんの運び屋編、いつか読んでみたいです。

THE RAMPAGE陣×川村壱馬×BALLISTIK BOYZ海沼流星の『小説 BATTLE OF TOKYO vol.4』感想戦!【前半】
「小説を読んでからめちゃめちゃ妄想が膨らんでいます」(海沼流星)

──vol.4では、前巻のラストで予告されていた通り、4つのチームが一堂に会します。舞台は年に一度の「流星祭」が開かれる、イリュージョン集団・Astro9の根城でもあるアストロパーク。最新刊をどのように楽しまれましたか?

川村 激アツ展開の連続でしたね。「これで終わっちゃうんじゃないかな?」ぐらいのクライマックス感がありました。

 僕は……「〈ゴエモン〉やっと出てきた!」と。

一同 (笑)

海沼 そうなっちゃいますよね(笑)。僕もvol.4は〈フローリー〉が結構活躍するので、今までで一番テンションが上がりました。JIGGY BOYSにしても、ずっと隠されていた秘密が明かされる瞬間もありましたし。

 ROWDYの結成当時の話が出てきたのも、vol.4が初めてで。4つのチームのバックボーンが判明しつつ、個々のキャラの理解が深まりつつの「流星祭」だったから、めちゃめちゃ盛り上がりましたよ。

(取材・文=吉田大助 撮影=種子貴之)

■BATTLE OF TOKYO公式サイト
https://battleoftokyo.jp/
■BATTLE OF TOKYO公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCCAFzScnTAKPEubuXEoFItg