Cover Model 綾瀬はるか 2011年6月号

Cover Model 紹介

2011/5/6

Cover Model 綾瀬はるか

万城目さんの小説ってアイデアがすごい。
とっても変な話なのに、読むとキュンとなるところが必ずあるんです

5月28日公開の映画『プリンセス トヨトミ』で、綾瀬はるかさんは、
ドラマ『鹿男あをによし』以来2度目の万城目ワールドに挑んでいる。
「万城目学さんの小説って、歴史と現代に橋を架けちゃうアイデア、発想がすごいですよね。
とっても変な話なのに、読むと引き込まれるパワーがあって、
しかもキュンとなるところが必ずある。
そのバランスがいつも絶妙だなって思うんですよ」
ドラマ『鹿男~』でも原作では男性の藤原役を演じた綾瀬さん、
今回も原作では男性の会計検査院の調査官・ミラクル鳥居を演じて、
またもや見事な食べっぷりを見せている。
「そう言えば、そうですよね。『鹿男~』でも常にかりんとうを食べてて、
のんべえで、へべれけになる役で、今回も原作ではおデブちゃんで、
すごい大食い。なんでだろう?」
いやいや、女優・綾瀬はるかが体現しているのは、
どんな荒唐無稽なことが起ころうと、決して揺るがない健やかさなのだろう。
変わらない日常とか照れくさくて笑い飛ばしてる純情とか、
人が本当は信じたい何か。今回の映画でも、その魅力は全開だ。

そんな綾瀬はるかさんが選んだ本は——

『きたかぜとたいよう』
『きたかぜとたいよう』
ぶん/ラ・フォンテーヌ
え/ブライアン・ワイルドスミス
やく/わたなべ・しげお
らくだ出版  1428円

ある朝のこと、北風と太陽はどちらが旅人のコートを脱がせることができるかを競いあうことに。北風がふいて、ふいて、ふきまくると、旅人はコートを脱ぐどころかしっかりと前をあわせた。太陽はあたたかな光で旅人のコートを脱がせることに成功する。人はあたたかく遇されれば自ら動くものだという教訓を含んだイソップの寓話。
「家に『昔ばなし100』みたいな絵本のシリーズがあって、それがすごく好きだったんです。『きたかぜとたいよう』は、子どもながらに“あっ、そうなんだ、人ってそうなんだ”って思った記憶があるんですよ」(綾瀬はるか 談)