Cover Model 二宮和也 2011年2月号

Cover Model 紹介

更新日:2013/10/11

Cover Model 二宮和也

入口まで連れていく
それから、立ち止まる

advertisement

一度死んだはずの人間が生き返り、〈ガンツ〉と呼ばれる謎の黒い玉の指令で、
街をうろつく「星人」たちを倒しに行く。
黒いパワードスーツを着込み、特殊なガンを手に持って。
ミッションに失敗すれば、死。現実によく似たこの異世界はいったい何だ?
マンガ家・奥浩哉の大ヒット連載『GANTZ』が実写映画化された。
本作で、松山ケンイチさんとW主演を務めたのが二宮和也さん。
「第1回から読んでます。連載の中でもすごく異質だったんですよ」
彼は原作マンガの大ファンなのだ。
二宮さんが演じた玄野計(くろのけい)は、就職活動では連戦連敗中、
大学の仲間たちいわく「存在感がないやつ」。
しかし、問答無用の戦いを強いられるこの〈GANTZ〉世界では、
スーツによって得た力で相手を倒すことに喜びを見いだし、
そこに自らの存在意義を感じるようになる。
二宮さんが役を演じるうえで強く意識していたことは、
「この世界の入口まで、見ているお客さんをどれだけ早く連れていけるか」。
果たして、その意味合いとは――?

そんな二宮和也さんが選んだ本は——

『ドラゴンボール』(全42巻)
『ドラゴンボール』(全42巻)
鳥山 明
集英社ジャンプコミックス 各420円

1984年から1995年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載された、国民的マンガ。主人公の孫悟空一行が、7つ集めると願いが1つだけ叶えられる「ドラゴンボール」を探す、冒険旅行マンガとしてスタート、徐々にバトルマンガへシフトしていった。アニメ化、ゲーム化、ハリウッド映画化されるなど、メディアミックス展開も話題となった。

「一週間待って、しゃべった言葉が“かめはめ波!”だけだったり、一話かけてずっと殴り合ってるだけだったり。“(時間)かかるな、これ!”みたいな(笑)。セリフは少なくても、アクションを見てるのが気持ちよかったし、雑誌で追いかけていたからかもしれないですけど、ともに成長していった感じがすごく強いんですよ」(二宮和也 談)