喜屋武ちあきのオタク道、一体どこへ続いているのか!?

アニメ

更新日:2013/7/29


喜屋武ちあきのオタク道、一体どこへ続いているのか!?

 アイドルという肩書きの前に、まずはオタクであるというところをピックアップされることが多い喜屋武ちあきさん。唯一無二の男装ユニット・風男塾のリーダーとしても女性からの支持を受け、更に最近はグラビアアイドルとしても華麗な復帰を果たしました。

アニメ部では今後、喜屋武さんにアニメ関係者との対談をしてもらう予定ですが、その前に面接よろしく、オタクライターである筆者がどの程度のオタクなのか探ってみました。

――まず最近の活動内容を教えてください。

喜屋武:オタ活動ですか?

――いえ、本業のほうでお願いします(笑)

喜屋武:最近は風男塾と自分のソロ活動を半々くらいでやっています。風男塾は「下を向いて帰ろう」と「RIKISHI-MAN」という日本相撲協会公認ソングの両A面シングルを5月15日にリリースして、26日に横浜BLITZで初のワンマン、夏には全国12か所を回るツアーが行われる予定です。ソロではオタクアイドルとしての活動も行いながら、2年半ぶりにグラビアアイドルとしての活動を再開ました。

――ニコニコ超会議2にも出られていましたね。

喜屋武:はい!Twitterで新井素子風の自己紹介を呟いたのをきっかけに、小説家の川端裕人さんや、SF大会のスタッフさんが協力してくださって、超会議のSF大会ブースでの初対面が実現しました。
元々、私の母が新井素子さんのファンで、小学生のころから新井さんの本を読んで育ちました。今回、ついにお会いできてズゴックうれしかったです。でも、テンションが上がり過ぎてボーっとしていたので、夢心地のままで終わってしまいました……。

――新井素子さんが一番好きな小説家になるでしょうか?

喜屋武:私に強い影響を与えたという意味では正にそうです。特に『星へ行く船』シリーズが好きです。新井素子さんを始め、小松左京さんや筒井康隆さんの作品でSFに触れていて、夢見がちな子供でしたね(笑)

――では子供のころはどんなアニメを観られていたのでしょうか。

喜屋武:幼稚園のときに母親がりぼんを購読していたので、その流れで『赤ずきんチャチャ』とか『姫ちゃんのリボン』、『ママレードボーイ』のアニメを観ていました。『魔法使いサリー』や『美少女戦士セーラームーン』も観ていて、よく「自分は魔法の国の住人だ」という空想をして遊んでいたんですけど。

――ここまで聞く限りでは、普通の少女のようですが……。

喜屋武:アニメや漫画が好きという部分は、自分でも至って普通だと思っていました。一足早い中二病という意味では特別な存在だと思っていましたけど(笑)
本格的にオタクかも?と感じたのは小学6年生の時。『ふしぎ遊戯』のアニメをたまたま観て、母と私と妹の3人でハマりました(笑)
漫画も3冊ずつ買ってもらっていたのですが、一日に何回も本屋に通って、数日で全部集めてしまって。 高校に入ってからは、パソコンを買ってもらいインターネットにハマって、同級生の影響で『封神演義』で同人誌にも初めて触れました。 だんだん「太公望×普賢萌える」と“腐”にも目覚めて、『テニスの王子様』が好きでコミケに行っていました。妹もオタクとして私の影響を受け、一時期は同人誌を書くほどに!

――喜屋武さんご自身は書かれていたのでしょうか?

喜屋武:私は二次創作小説を(以下、かなり熱く語っていただきましたが、最終的に「あ、ここ、もはや黒歴史ですね(笑)」ということで残念ながらカット)

――気を取り直して、最近お好きだったアニメはありますか?

喜屋武:最近だと『ソードアート・オンライン』ですね。キリトさんが本当に格好良すぎて。女の子を攻略していますけど、キリトさんは自分からも動く男性らしいタイプなので、「ハーレムアニメとはちょっと違うぞ」と。あとアスナとの関係もすごいよくて、「キリトさんとアスナに幸せになってほしい」とハラハラしながら見守っていました。最後は感動して泣きました(笑)

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――前期で一番好きなアニメは何ですか?

喜屋武:『たまこマーケット』は癒されましたね~。鈍感なたまこに気づいてもらえないもち蔵が萌えるなぁ、って(笑)。あとは『戦友。』もテンポが良くて見やすかったです。

――喜屋武さんは西武線沿いの生まれだそうですが、『ヤマノススメ』はどうでしたか?

喜屋武:小学校の頃から遠足は飯能に行っていたので、「おぉ、あの場所キター!」って感じで。父親の影響で山登りも好きなので、楽しかったです。生まれ育った沿線の西武線が好きですし、生まれた場所もサンライズのある上井草辺りなので、『ガンダム』を好きになったのも運命だと(笑)


――今期のアニメはいかがでしょうか?

喜屋武:SFが好きなので、やはり『銀河機攻隊 マジェスティックプリンス』、『翠星のガルガンティア』、『革命機ヴァルヴレイヴ』ですね。アニメを見ていると、似た要素を持つ作品が多いクールってありますよね。前期はロボットものはなかったのに、今期は3作品も被っていてもったいないですよね!

――その3作品だとどれが一番お好きですか?

喜屋武:私は『ヴァルヴレイヴ』推しです!よく考えられて作られているな、と。絵も奇麗で丁寧ですし、イケメンいっぱいで……デュフフ。 1話はロボットアニメの黄金律的な展開で、「これはどう受け止めるべきなのかな」って感じながら観ていましたが、Cパートの主人公が殺されるところでキましたね! ネットでよく見かける外国人が2コマで通常の状態からキター!ってなる写真みたいに前のめりに(笑)

――ほかに好きなアニメはありますか?

喜屋武:『惡の華』も観ています。原作ファンからは、どうしてあのキャラクターデザインに!っていう意見もありますが、演出が斬新で、業界内でも話題になっていますね。EDの「ハナ、ガ、サイタヨ」は風男塾のメンバーに早速広めて、みんな何かあると唱えて……、いや、歌っています。キャッチーですね。

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――有名作だと『進撃の巨人』もありますね。

喜屋武:そうですね。元々マンガを読んでいたのですが、難しくて。絵もストーリーもアニメになってわかりやすくなっていて嬉しいです。 OPは曲も映像もカッコいいですし、アクションのスピード感がたまらん!と思うのと同時に「元Production I.Gのスタッフさん、頑張り過ぎww」って思いながら観ています。ネットで考察を探しては読んでしまうくらい、謎が多くて先が気になります。
あと、『RDG レッドデータガール』も観ています。元々、原作小説を書かれている荻原規子さんのファンなので、アニメ化は嬉しかったです。『西の善き魔女』とかも観ていましたが、ぜひ『勾玉シリーズ』もアニメ化してほしいですね。

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嬉々として好きなものを語る喜屋武ちあきさんの姿は、まさにオタクの権化!その知識量にお見逸れしました……。

第2回となる次回は、アニメだけでなく彼女の好きなマンガや音楽、ガンダム、ライトノベルについて話を伺います!

(インタビュー・文=はるのおと、撮影=山本哲也)


ダ・ヴィンチ電子ナビ アニメ部&ツイアニ編集部 ( @twianiapp )