平野啓一郎ロングインタビュー 2002年10月号

インタビューロングバージョン

更新日:2013/8/19


ひらの・けいいちろう●1975年愛知県生まれ。京都大学法学部在学中に執筆した『日蝕』を1998年に文芸誌『新潮』に投稿し、いきなり巻頭掲載となり大々的に話題となる。99年、同作品で芥川賞を史上最年少受賞。騒然とする周囲の反応をよそに、マイペースで執筆活動をすすめる。著書に『日蝕』『一月物語』『文明の憂鬱』。
サイン会情報:9/6ブックファースト京都店、9/7丸善福岡ビル店、9/8ブックセンタークエスト黒崎店。

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公式ホームページ→ http://k-hirano.com
新潮社『葬送』サイト→ http://www.shinchosha.co.jp/sousou/

 

『葬送』 平野啓一郎 新潮社
第一部2000円/第二部2300円

デビュー前から構想を温めていたという『日蝕』『一月物語』に続く三部作の完結編。
二月革命前夜からの三年間という時代の転換期を、ショパンとドラクロワ、そしてジョルジュ・サンド夫人らを中心とした人間模様と、パリの風俗や社交界の綿密な描写とともに描ききる。「自分のなかのショパン像がぶれてきたときは、彼の音楽を聴くことでそのぶれを焦点化していきました」と平野さん。