日本最大のフィギュアのお祭り『ワンダーフェスティバル2013夏』の会場レポート!

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更新日:2013/8/2


日本最大のフィギュアのお祭り『ワンダーフェスティバル2013夏』の会場レポート!

 7月最後の日曜日。好天に恵まれる中、開催された『ワンダーフェスティバル2013夏』。言わずとしれた、日本最大のガレージキットのお祭りですが、今回は物販だけでなく、『進撃の巨人』や『ファンタジスタドール』『Wake Up, Girls!』など注目アニメのライヴイベントもあるという事で、我々ツイアニ取材班も、猛暑の幕張メッセへ駆け付けてまいりました~!


いきなり大破したエヴァ弐号機が目の前に!

 ワンダーフェスティバル、通称『ワンフェス』とは、簡単に言ってしまえば立体物/造形物のコミケである。元々、個人ディーラーや造形師が自作のキットやフィギュアを持ち寄って販売するお祭りとしてスタートしたものだが、今や自主制作のものだけでなく、企業ブースも多数出展され、日本最大の造形物の祭典となっている。
 ちなみに、面白いのは場内での関西弁率の高さ。全国から出展者が集まってくるのはコミケと一緒だが、元々の主催がガイナックスの母体となったゼネラルプロダクツ、その後を引き継いだのが海洋堂と、関西人脈が基盤なっているからだろうか?


等身大のチェインバーを発見! 来場者が搭乗する事もできるぞ。

 また、世界でも例を見ないワンフェスの大きな特徴となっているのが「当日版権」というシステム。こまかい説明は省くが、本来なら多額のロイヤリティと細かな契約が発生するキャラクターの商品化を「この日一日だけ許可する」というカタチでクリアする事によって、全国のアマチュア造形師が自分の好きなキャラクターのフィギュアやキットを、法律に反する事なく作り、販売する事ができるのだ。これによって、日本のフィギュア文化は大きく飛躍した事だけは覚えておいてほしい。


一家に一巨人?

 さて、実際に会場に足を踏み入れてみると、いやもうすごい人。企業ブースの当日限定グッズ、一般参加ディーラーの人気作品ともに個数が限られているので、事前に出品予定の商品をチェックして、まずは人気の高そうなものからゲット、その後ゆっくりと見て回るのがいいだろう。もちろん、家族連れなど午後からのんびり組も多く、楽しみ方は人それぞれ。1から8ホールまでブチ抜きで使用しているため、まともに見ていたら会場を一周するだけでも一日かかってしまうくらいだ。


我らが大洗女子学園、ガルパンはここでも大人気!


いま注目のブラウザゲーム! 艦これグッズも。

 と、もう企業ブースだけでもお腹いっぱいといった感じだが、一般ディーラーの方のアイテムも超強力だ!

 一般ディーラーのブースでの今年のトレンドをチェックしてみると、今回のワンフェスで人気だったのは『アイマス』『ガルパン』『まど☆マギ』の3作品。中でも『ガルパン』は、造形好きの人間の大多数を占めるミリタリーオタクにもアピールするせいか、キャラ&戦車の組み合わせもよく見かけた。あんこうさんチームの普段は見られないセクシー姿のフィギュアに加え、なぜだか「今回の新作はカチューシャです!」との貼り紙も多数。カチューシャ人気あなどりがたし!
 そして、なんと言っても『Fate/Zero』ほか『Fate』派生系タイトルの強さ。『物語』シリーズと並んで根強い人気だ。その他には『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』『僕は友達が少ない』という2大ラノベ原作も。このあたりはリアルかつセクシー系の造形が多く、多くのギャラリーが完成見本をカメラに収めようと押し寄せていた。
それでは会場で見つけた気になる作品を一挙に紹介しよう!


『閃乱カグラ』の柳生は番傘がトレードマーク!


アニメ版もオンエア中の『ネプテューヌ』からパープルハート!


神々しいほどのまどか!


魅惑のカーブが美しい小鳩!


忍かわいいよ忍〜


セイバーさんの女体盛り!ワンフェスに来たらコレを見ないと帰れませんよぉ!


『ビビッドレッド』のおっぱい担当ひまわりちゃん!


シェリル&ランカ、ねんどろいどはさすがの完成度!


素晴らしすぎる秋山殿!


凛々しくも豊満な魔王様…。


月子ちゃんのお得意のポーズ!

 そんな訳で今回のワンフェスレポートいかがだっただろうか。次の開催は冬。来年の2月9日に、同じく幕張メッセで開催される予定だ。この機会に普段は手に入らない人気原型師の逸品をぜひともゲットして欲しい。

 ちなみににガレージキットの多くは、フィギュアといっても未組み立て/未塗装のものも多く、初心者は自分の技術に見合ったところから始めてみよう。会場には、キットの組み立てを請け負ってくれる業者も出店しているので、自信のない方はそちらを利用するのもアリ。もちろん、企業ブースを始め、完成品のフィギュアやドールも盛り沢山なので、怖がらずに参加してOKだ。今からお小遣いをためて準備しよう!

(取材&撮影/柳井洋二)