艦これオンリーイベントに突撃取材!【週刊艦これ】

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更新日:2013/9/25

『艦隊これくしょん』(以下『艦これ』)の情報を毎週お伝えしている「週刊艦これ」も連載第5回を迎えました。これもひとえに『艦これ』を愛する提督のみなさんのおかげです!

 今回は、9月16日(月)に東京都立産業貿易センター浜松町館(以下「都産貿」)で行なわれた『艦隊これくしょん』オンリー同人誌即売会「砲雷撃戦!よーい!二戦目」の様子をレポートします。

 当日はなんと台風が日本列島に上陸するおそれが出ており、東京も雨こそ小降りながら、強い風が終始吹き荒れるという悪天候でした。交通機関にも少なからず影響が出ており、イベントの開催も危ぶまれるような状況。しかし実際に都産貿を訪れてみると、イベント開始前から多くの来場者が待機列を作っていました。来場者の熱意には本当に驚きです。


▲雨にも負けず、会場の都産貿前には人だかりが。

 予定の開場時刻から少し遅れ午前11時が過ぎ、イベントはいよいよスタート。今回は『艦これ』以外の作品のオンリーイベントも合同で行なわれていたこともあってか、会場はすさまじい混雑ぶり! なかでも『艦これ』サークルが配置された一画は特にすごい人。筆者もオンリー同人誌即売会には何度か足を運んだことがありますが、今回ほどの混雑は初体験でした。


▲イベント開始直後の会場内の様子。どこを見ても人だらけ

 サークルの頒布物はやはり同人誌がメイン。その内容は一般向けから男性向けまでさまざまでした。男性向けでは島風や金剛、愛宕が登場する本が多く、一般向けでは赤城や那珂が描かれた物が多い様子。ファンの艦娘に対するイメージの傾向は、当連載第2回でも取り上げたpixivの人気キャラクターの傾向と一致しているようです。

 同人誌を出すサークルが多いなか、小物やアパレル系のグッズを扱うサークルも。艦娘の描かれたTシャツやタオル、タペストリーなどはもちろん、「燃料缶」という変わり種を出すサークルまでありました。


▲サークル「ジキルとハイド」さんが頒布していた燃料缶。中身はパンの缶詰だそうです。その発想力に思わず拍手!

 今回のイベントではコスプレ会場も設けられており、艦娘になりきった女性レイヤーのほか、白い海軍服を着て提督になりきる男性の姿も見られました。

 コスプレROM写真集を頒布するサークルもあり、『艦これ』はコスプレ方面でも盛り上がりを見せていることを肌で感じました。艦娘のかわいらしい衣装デザイン、砲塔などのメカメカしい部分はコスプレイヤーのなりきり意欲を刺激するのかも?  コスプレ写真については、記事末尾をご覧ください。


▲コスプレROM写真集を頒布していた金剛コスの珀姫さん(左)と夕張コスの橘れみかさん(右)

 コスプレ会場の隣では、参加者が持ち寄った模型の展示スペースも用意されていました。スペースには参加者の力作が展示されており、見ているだけでもワクワクするほど。なかには模型と一緒に自分で作った艦娘のミニフィギュアを飾っている方もいて、『艦これ』の模型面での楽しみ方にも触れられた気がします。


▲実際の軽巡洋艦・川内のプラモデルと“ねんどろいどぷち”を改造した艦娘・川内のフィギュアが並んだ展示。

 今回オンリーイベントを取材してみて一番感じたのは、その熱気の強さでした。二次創作物での盛り上がりは8月に行われたコミケでも感じましたが、今回はそれ以上の勢いがあったように思います。

最後に同人イベントの華、艦これコスのレイヤーさんを紹介しましょう。


▲「羅針盤娘」雨さん(CureID:313031)


▲「重巡洋艦・摩耶」


▲「潜水艦・伊58」林檎飴さん(コスプレイヤーアーカイブID:24365)


▲「軽巡洋艦・天龍」つっきーさん(左)(コスプレイヤーアーカイブID:187046)&「軽巡洋艦・龍田」眞季さん(右)(CureID:19228)


▲「駆逐艦・初春」ゆか魔さん(CureID:346745)

以上が艦これオンリーイベントレポになります。

『艦これ』は、公序良俗に反するものやゲームシステムのあるもの、ゲーム内の音源・画像を使ったもの以外の同人活動は基本OKという姿勢が公式から発表されています。同人活動をしてみたいというファンには、公式側の二次創作物に対する姿勢が明確にされているという状態はありがたいですよね。そういう部分から、『艦これ』で初めて二次創作をしてみるという方も少なからずいるのではないでしょうか。『艦これ』は、二次創作物の勢いもまだまだ止まらなさそうです。

(文=ひらきら、撮影=はるのおと)