なぜ獣耳(けもみみ)娘はかわいいのか?を検証してみた。【画像あり】

アニメ部

2013/11/2


 いま放映中の秋アニメは、「獣耳を愛するもの=ケモナー」にとって、まさに眼福なクールである。

 例えば、異世界ファンタジー『アウトブレイクカンパニー』では、タレ耳キャラ、エルビア・ハーナイマン(CV:上坂すみれ)が活躍。陰陽バトルを繰り広げる『東京レイブンズ』では、ふわふわ獣耳(ケモミミ)と柔らかい尻尾を持つ、コン(CV:豊崎愛生)が登場。
さらに障り猫に魅せられた委員長の中の委員長、『<物語>シリーズセカンドシーズン』の羽川翼(CV:堀江由衣)しかり。


『化物語(つばさキャット)』の羽川翼。メガネ、おさげ、ネコ耳の3点萌えだ。

 今シーズンだけでなく、獣耳キャラはアニメ界、ひいては二次元界においてなくてはならない存在として普及しているのはご存じのとおりだろう。

 だがしかし、ケモナーにとって、耳に入れておかなければいけない事態が、ここ最近見られている。近年、けもみみは二次元を飛び出て三次元にも出現しているということである。

 昨年以来、原宿や渋谷系ファッションのネコ耳カチューシャが流行し、女子大生やギャルを中心に、キラキラした装飾のあるネコミミガールが街を闊歩しているのだ。


SHOPLISTで販売中のネコ耳カチューシャ
http://shop-list.com/women/galstar/105406/

 果たして、本当に“けもみみ”はリアルクローズ(現実性のある服、普段着を指す)として、日常的に常用できるほど、次元を超えて“市民権”を得たのだろうか?


■「日本獣耳(けもみみ)普及委員会」発足!

 そこで、二次元アイテムの検証と考察を行うことをミッションとしている当編集部では、このけもみみの良さを多くの方に知ってもらいたいと思い、ある組織を設立した!

 その名も「日本獣耳普及委員会」である。

当委員会は、けもみみガールが他人の視線を気にすることなく、大手を振って街を歩けような素敵な世の中にすること、さらにけもみみの普及と市民権の確立を目的とし、ここに設立を宣言した。

 現在、当委員会では、設立趣旨に賛同し、普及活動を支援してくれる委員を絶賛募集中だ。

 記念すべき第1回目の活動は、けもみみの歴史を振り返り、その歴史を踏まえた上で、いままでにないけもみみグラビアを通じて未来の可能性に挑戦した。

 そのテーマは、“けもみみのある日常”である。


■意外と古いけもみみの歴史

 ここでまずは“けもみみ”の歴史を振り返ろう。日本文化で最初に確認できる“けもみみ”は、1827年初演の歌舞伎『獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)』に登場する。
 歌舞伎を宣伝する瓦版に、猫耳の化け猫が描かれたものとされる。面妖な姿は、可愛いというよりも恐ろしげだ。その歴史を引き継いだのか、1950年代には日本映画において化け猫映画が隆盛を極め、小道具として猫耳がよく使われたとのこと。


人気コスプレショップ「ミアコスチューム」より
http://mia.shop-pro.jp/

 一方、現在のウサ耳人気に、大きな影響を与えたと考えられるバニーガールは、1960年代にアメリカを席巻した成人向け娯楽雑誌『PLAYBOY』である。同誌との連動企画によって運営された高級クラブ「プレイボーイクラブ」のウェイトレスの衣装として考案され、のちに日本に輸入された。その後テレビ番組のアシスタントガールに広まり、一種のコスプレ衣装として定着した。お色気アクセサリーの象徴としての獣耳文化の源流のひとつとなったと考えられる。


■手塚治虫が“萌え”の起源……?

 マンガ・アニメ等におけるけもみみの「発祥」としては、1963年のなかよし版「リボンの騎士」に見られる。作中には、猫耳の少女の描写が登場し、日本最古の猫耳表現は、手塚治虫だと推測される。
なお、手塚治虫はこれ以外にも多くの漫画で獣耳の表現を使っており、けもみみ愛好家の先駆けとも言えるだろう。


完全復刻版 リボンの騎士(なかよし版)
※歴史考察は、ニコニコ大百科・ピクシブ百科事典を引用再編


■獣耳の手軽さが普及を手助け

 このような戦後の日本文化を背景に、「けもみみ」は “セクシー”や“萌え” の代表的な要素として認識されてきた。

 しかし、日本社会においてここまで普及したことには訳がある。それは“けもみみ”が、頭部に耳を付けるだけと、簡単に成立し、さらに他の要素と競合することがないからである。

 このような簡便さに加え、元より動物が持っている庇護欲をくすぐるような従順なイメージが加味され、多くの人が身近にいるペットや小動物=可愛いと本能で認識されることから、非常に広汎に普及していったと見られる。

 最近ではバリエーションも多岐に渡り、微細なキャラ分類までできている。例えばタレ耳は“ヘタレ・ロリッ子”の象徴ではないだろうか。

 こうやって振り返ると、けもみみの歴史は長く、いかに日本人に身近で馴染みが深いかご理解いただけただろうか。


■もしも彼女にけもみみが……。

 けもみみの歴史と概要を押さえた後は、さらに具体的で発展的な“けもみみ”の魅力を知ってもらうために、実験的なグラビアを見てもらおう。

 題して 「日常よく見かける女性が、仮に“けもみみ”だった場合」だ!

 残念ながら“けもみみ”はいまだ「非日常的」な楽しみでしかない。いくら原宿や渋谷系のギャルたちが着け出したとはいえ、そんなにお目に掛かることはないのだ。
 だが、大好きな彼女が、会社の同僚が、そしてお偉い○○さんがけもみみだったらどうだろうか? 

 妄想だけで胸がときめくようなシチュエーションを、完全に再現してみた!

■レベル1 私服+けもみみ


 ネコミミカチューシャのような、似非(エセ)獣耳ではなく、しっかりとした獣耳をあえてチョイス。普段着にも普通に馴染んでいるのがお分かりいただけるだろう。
 フサフサけもみみも、デートにはアリだ! ただし萌え苦しまないように気をつける必要がある。


■レベル2 制服+けもみみ


 制服自体が萌えアイテムのひとつということもあり、破壊力は抜群。通学中の電車やバスの中でも注目されること受け合いだ。


 もしも制服でそんな悩ましげなポーズを取られていたら、僕たちはもっと早くに童貞を卒業できていたかもしれない……。


 清純な読書少女にこそ“けもみみ”が相応しいだろう。無心に本に集中している横顔、そしてひっそりと主張するフワフワの耳。これこそ夢のコラボレーション!


■レベル3 制服OL+けもみみ


 お次はオフィスで働くOLがけもみみだったら……。どんなドジッ子でもフォローしてあげたくなるような庇護欲をかき立てられる! やや開かれた胸元とミニスカートも非常にポイントが高い。


 社内の憧れの女性が“けもみみ”だったら、その魅力は数十倍にもなる。特に総務に在籍しているOLは最強である! 蛍光灯を抱えながら会社を歩いていたら、永久保存版のかわいらしさだ。


■レベルMAX 天下のK察+けもみみ

 ここまで、日常生活をテーマに獣耳を組み合わせてきたが、やはり、お上こそ変わるべきだ! いわゆる固い仕事をしている公務員こそ、けもみみを装着することで、「ギャップ萌え」が生まれ、若年層ももっと公務に関心を抱くことが出来るかもしれない。それがこの写真である。


 なんということだろう! うさ耳をプラスするだけで、国家権力の傲慢さは和らぎ、柔軟ささえ感じられないだろうか。これなら、お年寄りから子供まで慕われること間違いなし! こんな婦人警官がいたら、毎日逮捕されたいものである。

 以上が、第1回日本獣耳(けもみみ)普及委員会の活動報告である。

 このように獣耳は二次元だけでなく、三次元でも普通に着用ができるアイテムということを認識していただけただろうか。

 日本獣耳(けもみみ)普及委員会では、今後も様々な活動を行い、けもみみに対する活動限界を突破していきたい。我こそはケモナーという方は、この記事をリツイートやシェアをして、参加表明をいただけると幸いだ。

「NO 獣耳、NO LIFE」
「いつも心と頭に獣耳を」

 この二つを合言葉に、ケモナーの皆さんと手を取り合い、「けもみみ」と「笑顔」に溢れる明るい日本を目指してゆこうではないか。


最後に屋外でのスペシャルショット。後光が差して、まさに神ががったけもみみである

(構成・文=ぜかましたんのうさみみprprしたいお、撮影=山本哲也、モデル=小日向くるみ)