東京造形大学で聞いた、内田彩さん仰天エピソード。実は○○になりたい?

アニメ部

2013/12/25


 声優ファンにとって、毎年秋は多忙だ。なぜなら、各種学校が主催する「学祭」に多くの声優が出演するからだ。 いまや声優はアイドル、芸人に並び、学園祭において欠かせない存在となっている。

 学祭の魅力はなんといってもその距離感の近さ。講義室でイベントが開催されたりするため、物理的に距離が近いのである。なおかつ、司会や仕切りを学生が行うため、なんだかゆる〜い印象なのだ。そのゆるいイベントから垣間見えてくるのは、ちょっとだけ素に近い声優たちの表情やプライベート。
 そんな声優たちの、“ちょっといいところ”を目の当たりにできる、学祭をレポートしよう!

 今回訪れたのは、八王子の緑豊かな環境に恵まれた東京造形大学である。


■1,500人が殺到の人気イベント

 東京造形大学は、デザイン学科と美術学科で構成される美術大学である。つまり、右も左も絵の上手い人だらけの学校だ。  去る10月19・20日に開催された「東京造形大学CS祭」。CS祭とは、Creative Spiral Festivalの略。さすが美大だけあって、模擬店やイベント中心のお祭りというよりは、クリエーターの卵たちの日頃の成果の発表の場である。随所に、力作の作品が展示されている。
 
 そんな造形大のなかでも、異彩を放つサークルがある。それが「2次元文化研究会」である。アニメ・ゲーム・声優など、2次元作品を愛する人達が、学祭では率先してイベントを行っていた。

 今年は、アニソン歌手・声優さんを招いてのイベントを3本開催。そのなかのひとつ「Aya Uchida→Premium TalkLive!」を見させてもらった。
 『ラブライブ!』『ストライクウィッチーズ劇場版』などで大人気の内田彩さん。今回はトークだけではなく、ミニライブも見られるというファンにとってはありがたいイベントである。そのせいか、360人限定のチケットに対して、今回1,500人もの応募があったという。


トークのゲストとして登場した内田彩さん


■驚きの中学生エピソード

 階段状の講義室にて、満場の拍手で迎えられた内田さん。ベレー帽に三つ編みヘア−。そして水色ワンピと、かわいらしいお姿。なんと今回が初めての学祭とのこと。壇上に上がってひと言「ちょっと偉くなった気分」。さっそく、2次元研究会の面々が司会を兼ねて、鋭く内田さんの確信に迫る!

 数々の質問のなかでも、ビックリさせられたのは声優になったきっかけについて。
「子供のころ『セーラームーン』ごっこをするほど、アニメが好きだったんです。それで中学に入ったとき、声優というお仕事を知りました。そして、その勢いで中学生なのですが、とあるオーディションを受けに行ったんです。その結果、グランプリは取れなかったけど、『審査員特別賞』をいただきました! それが今の私に到る、大きなきっかけですね」(内田さん、以下同)


 な、なんと、その才能はすでに中学生にして開花していたというのか! 早熟にも程がある。人気声優になる片鱗を知らしめてくれたエピソードである。
 さらに今後挑戦してみたい仕事として挙げたのが……。
「マスコット的な動物を演じてみたいですね。よく、主人公のお供てきな存在が登場するじゃないですか。ハ○太郎とか、人間以外のものを演じたら楽しそう! あと、ドキュメンタリーなどのナレーションにも挑戦してみたいですね」

 見た目がすでに、小動物のような内田さん。マスコット役を演じられた日には、キュン死するファンが大勢出そうだ。その日が待ち遠しいぞ!!


■意外な好物を告白!

 続いて、暴露されたのは……、内田さんが愛するアレのこと。

「前日、仕事で札幌に行きました。札幌といえば、『北海道限定 サッポロクラシック』ですよ! なにかといいますと、ビールです! ビール!! はい、私、お酒が好きなんです。すすきのでは、ビールをこころゆくまで飲むことができました」と、あっけらかんの告白。

 人は見かけによらないものだ。今度は好きな音楽についての質問。
「好きなのは、ザ・アニソンという王道のアニソンが好きです。このアニメのために作られた曲というのが、いいですよね。『幽遊白書』や『SLAM DUNK』の曲は大好きでした。あ、でも、いまの大学生さんは、知らないかな……」


 年齢について自嘲気味の発言をし、ちょっと照れる姿もかわいい! その後も、ゲームにハマっている近況などのトークを披露。また、様々なシチュエーションのセリフを演じ分ける企画では、大人から子どもまで声色を使い分ける演技に会場は魅了された。


■超レア! あの曲を熱唱!

 そしてラストは、ミニライブコーナー。
 内田さんが一度袖へ戻り、舞台が暗転すると、鳴りだしたイントロは、まさかの「ムーンライト伝説」!  地声のハイトーンボイスで歌い上げると、会場は手拍子で一体となった。さすが、子どもの頃から大好きな作品とあって順調……と、思いきや!! まさかの二番の出だしを間違うアクシデント。  歌うタイミングを逃してモジモジしている姿に会場からは「カワイイー」の応援コールが飛んだ。その声に押されるように、ラストまでしっかり歌い上げることができた。

 内田さんにとって、「偶然もチャンスに変える 生き方が好き」というフレーズが特に好きなのだという。


 続いて、流れたのは『ラブライブ!』より「僕らのLIVE 君とのLIFE」。
 これには、まってばかりの「ハイ!ハイ!」とコールの嵐。白いサイリウムをみんなでフリフリし、会場の興奮マックスに。
 サビでは、もちろん会場も一緒になって「ダイスキ!」コールを返した。
 
 こんな至近距離でライブが拝めるなんて、なんて贅沢な時間なんだ! さらに滅多にお披露目しない、「ムーンライト伝説」まで聞けるとは!
 なごり惜しいが、お別れの時間が近づいてきた。最後にこんな言葉で締めてくれた。

「ひとりで歌うことがないので、緊張しました。まだドキドキしています。みなさん優しくしてくださってありがとうございました!」

 とても緊張していたとは思えない、なごやかな笑顔で会場をあとにしたのだった。機会があったら、再び「ムーンライト伝説」を聴いてみたい。様々なコーナーが充実したイベントであった。


■主催したのはこのサークル!
<東京造形大学 2次元文化研究会>
 創立2年目のサークル。学祭でのイベント企画のほか、アニメ・映画鑑賞、ゲーム大会などを楽しむという。男女比は半々。草食系メンバーが多いと思いきや、アニソンカラオケではがっつり盛り上がるという。今後は同人誌制作もおこなう予定とのこと。今後の活動に期待したい!

・公式Twitterアカウント
https://twitter.com/zokei2dlab


■こんなグループ展も発見!


 会場でとびきり目立っていた展示を発見。「prettyboooth!」チームが、手がけたのがオリジナルアニメ『ラブリー♡ブルーム』。こちらの写真はまるでフィギアみたいな、マレードブルームにコスプレした、カワムラちゃん。まったくアニメの素養のないメンバーが、ハイクオリティー作品を制作したそうだ。衣装がカワユス! 「今後も制作がんばるよ。マーマレードに会いきて!」とのこと。

・Twitterアカウント
https://twitter.com/prettyboooth

内田彩さん情報

・ブログ「うちだのたまご。」
http://ameblo.jp/ichigoshiroppu/

・内田彩 (aya_uchida) on Twitter
https://twitter.com/aya_uchida

(取材・文=武藤徉子、撮影=東京造形大学二次元文化研究会)