2013年 ツイッターでもっともブレイクしたアニメは? ツイアニランキングを大公開!

アニメ部

2014/1/1

 明けましておめでとうございます! 本年もアニメ部をよろしくご愛顧お願いいたします。

 さて、新年一発目は、史上初の企画をご紹介! 2013年、もっとも“つぶやかれた”アニメをランキングで紹介しよう。

 アニメ情報アプリ「ツイアニ(http://mfe.jp/rww/)」では、ツイッター上のアニメに関するつぶやきを自動集計し、直近1時間、24時間、1クールと3つの期間のツイート数をランキング形式で一覧にする機能が備わっている。今回は、この独自に集められたデータを用いて、2013年にもっとも影響力のあった作品を発表しよう。


 ご存じのように、いまやSNSの影響力は、絶大である。“つぶやかれた”数こそ、世間でホットな話題なのである。つまり、ツイート数は、視聴率や売上げにも影響を与えかねない“覇権”アニメの指標のひとつなのである。

 この日本初の試みにより、世界最速で、昨年のアニメ界を斬ってみよう。題して「2013年“ツイアニ”アワード」だ!

 昨年、もっともアニヲタたちをうならせたのは、どの作品なのか? 当アプリが集計を始めた、2013年2月1日から、12月31日までのデータをもとに、ランキングを作成した。


■年初は「あんこう踊り」が大暴れ?

2013年1月始まりのアニメは、なかなかの豊作揃いであった。『さくら荘のペットな彼女』『僕は友達が少ないNEXT』など、ツウ好みのタイトルも多くあった。
 しかし、早春を制したのは、王道中の王道。この3作品であった!

<2-3月放送 ツイート数ベスト3>
1位 ワンピース 143,152ツイート
2位 ドキドキ!プリキュア 118,744ツイート
3位 ラブライブ! 113,734ツイート

 国民的アニメが1、2フィニッシュである。『ワンピース』『ドキドキ!プリキュア』は、小さいファンから大きいお友達まで、幅広〜い層のハートを、わしづかみにしていることが明らかになった。
 そんななかでも、『ラブライブ!』が大健闘。2位との差はわずか5,000。カワイイ女の子がたくさん登場するアニメは、やはり根強い人気がある。


 期間で見ると、おおよそ予想の付くランキングであったりするが、ランキングは水もの。常に変動するのである。
 ツイート数のランキングを月ごとによ〜く見ると、なかにはとんでもなく順位を上げている作品もある。

 ツイート数の動きとは、たいてい上位から5作品を区切りに、その範囲内で上下変動をくり返す。つまり、上位作品は、常に上位のなかでしか変動しないのだ。
 しかし、放送開始当初は下位グループだった作品が、放送終了が近づくと、ごぼう抜きにランキングを上昇させている作品もある。(通常はつぶやき数が減ることが多いが、全体が減るので順位変動は少ない)

 そんな、回が進むにつれ視聴者を虜にする作品を、当アプリでは「尻上がり賞」として称えたい。
 そして年初、その賞に輝いた作品は? 

<2月-3月放送 尻上がり賞!>
『ガールズ&パンツァー』
2月 41位 7,904ツイート/月
↓ ↓ ↓
3月 13位 23,714ツイート/月

ついに待ちに待った“第11話・第12話”の放送が要因ではあるが、並み居る強豪を押しのけ、2話だけで一気に28ランクも駆け上った。この現象を言い表すなら、「大洗の奇跡」とでも呼ぶべきか。見事なまでの追い込みが読み取れたシーズンであった。



■「うー!にゃー!」VS「イェーガー」の対決はいかに?

 春には、進撃を開始した某巨人だが、6月までのツイートを制したのは、『這いよれ!ニャル子さんW』である。恐るべし、ニャル子さん。

<4月-6月放送 ツイート数ベスト3>
1位 這いよれ!ニャル子さんW 180,566ツイート
2位 進撃の巨人 143,955ツイート
3位 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 105,773ツイート


 コンビニに腐女子の列ができたほど、人気作品『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%』は、期間中4位5位を行き来して、惜しくもベスト3入りを逃した。しかし、圧倒的人気の高さに、「腐」パワーが感じられた。

 そしてこの春期に、ランキングをごぼう抜きしたのは?

<4月-6月放送 尻上がり賞!>
『翠星のガルガンティア』
4月 13位 14,132ツイート/月
↓ ↓ ↓
5月 8位 25,159ツイート/月
↓ ↓ ↓
6月 6位 26,119ツイート/月

 『翠星のガルガンティア』は、放送開始からツイート数が約2倍に膨張。その順位の駆け上がり方は、昇り龍の勢いだ。
 この高評価を経て、続編の制作も発表された。天使ことエイミーちゃんがまた見られるぞ! シリーズ内でキレイに完結していただけに、どのようにストーリー展開するのか楽しみだ。



■巨人が駆逐した夏!

 昨年の世相をヲタが漢字で表すとすれば? もちろん「巨人」! 『進撃の巨人』の原作が2,300万部を突破というだけでも驚きだが、コンビニ・競馬・通信社とビッグクライアントと次々とコラボする様は、まさに進撃する巨人。
 ツイート数においても、完全にツイッターを制圧していた。


<7月-9月放送 ツイート数ベスト3>
1位 進撃の巨人 195,537ツイート
2位 ダンガンロンパ 92,777ツイート
3位 きんいろモザイク 79,007ツイート

 ツイート数では、ダブルスコアのついた『ダンガンロンバ』だが、月次の推移を見ると、7月から9月まで、ぴったり2位をキープしていたのだ。
 巨人を前にしてこの大健闘。特別に敢闘賞を贈りたい!

 そして、この期間のうなぎ登り作品は……?

<7月-9月放送 尻上がり賞!>
『恋愛ラボ』
4月 17位 12,459ツイート
↓ ↓ ↓
5月 9位 17,736ツイート
↓ ↓ ↓
6月 6位 19,061ツイート

 恋愛より大事なものはこの世にあるのか? 恋に恋する乙女たちが、“アホきゅん”とくる『恋愛ラボ』が見事に急上昇。ほのぼのコメディにもかかわらず、キャラの可愛さ、内容の面白さから徐々に口コミが広がったようだ。


 ちなみに現在進行形で腐女子に人気の『Free!』。惜しくもランクインしなかったが、期間中は第4位と健闘していた。


■繊維喪失か? にゃんぱすーか?

 10月スタートの作品は、今年の中でも一番ツイートの総数が少ないクールとなり、控えめで落ち着いた作品が多かったようだ。そのため、国民的王道作品にツイートが集まるのは仕方がない結果か。

<10月-12月 ツイート数ベスト3>
1位 ドキドキ!プリキュア 137,340ツイート
2位 キルラキル 80,894ツイート
3位 のんのんびより 71,408ツイート

 そんなか光っていたのが、『キルラキル』と『のんのんびより』。
 『天元突破グレンラガン』のスタッフが手がけた『キルラキル』は、レトロ風だけど、近未来的。はたまた、ギャグだけど、シリアス。エロ成分は高めだが、萌えに頼らない作風で往年のアニメファンの支持を集めた。のんのんびよりは完全なダークホースとして、冬アニメを席巻した。特に「にゃんぱすー」は今後も語り継がれる名言となることだろう。


 さて、このシーズンの右肩上がり作品は?

<10月-12月放送 尻上がり賞!>
『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』
10月 21位 9,597ツイート
11月 19位 12,024ツイート
12月 14位 12,427ツイート

 艦これとのコラボ効果もあってか、『蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-』が尻上がり賞を見事受賞した。全編フル3DCGによる可憐な美少女たちと重厚でリアルな軍艦を濃密に描いた本作は3DCGの可能性を示してくれた。また、原作改変の成功例としてベンチマークになりそうだ。あの迫力のある戦闘シーンは、まだまだ見続けていたい! 続編を期待してます!



■2013年、人類は屈してしまった!
最後に、年間を通したツイート数の累計を見てみたい。2013年ツイート数ベスト5は、この作品だ!

<2013年 年間ツイート数ベスト5> (2月1日〜12月31日)

1位 進撃の巨人 339,492ツイート
2位 ドキドキ!プリキュア 256,092ツイート
3位 這いよれ!ニャル子さんW 180,566ツイート
4位 ワンピース 143,152ツイート
5位 とある科学の超電磁砲S 134,205ツイート

 栄えある第1回ツイアニアワードには、『進撃の巨人』が輝いた。巨人の進撃力はツイート数にも如実に表れており、2位以下に10万近くの差をつけて、断トツの結果だった。2013年はまさに「進撃の巨人イヤー」と言えるだろう。

 最後に当アプリの編集長に話を伺った。

「ツイアニは、2013年の3月にアニメやライトノベル、コミックなどエンターテインメント作品の多くを世に送り出しているKADOKAWAが立ち上げた、アニメメーカー初の“公式アニメ情報アプリ”です。
立ち上げ理由は、1クールに50本もの新作アニメが登場する中、面白いのに埋もれていたり、注目されていない作品に様々な角度からスポットを当てて、より多くの作品を楽しんでいただきたい。そんな願いからスタートしました。その指標のひとつがツイッターのつぶやき数であり、毎日更新している記事でもあります。
昨今、アニメビジネスの柱であるパッケージ(CDやDVD、ブルーレイ)販売が苦戦しており、ビジネスモデルそのものの見直しが迫られております。それはアニメだけでなく、出版業界や音楽業界を含めた全てのエンターテインメント業界の共通の悩みです。
なぜ、パッケージが売れないのか? その答えは未だ見つかっておらず、これからも必死に模索したいと思います。ただ、ひとつ言える事は、何を出しても売れていた時代の傲慢(ツケ)ではないかと思っています。
ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを通じて、消費者が気軽に商品に対し、意見を述べることが当たり前になった現在、それらに耳を傾け、望む作品を提供することが我々の使命であり、責務であると考えます。
このツイアニが業界と消費者の橋渡し的な存在になり、より消費者がアニメを含めた映像や書籍、音楽を楽しめるきっかけになれれば幸いです。本年もツイアニを宜しくお願いします」(編集長談)

 さて本年はどんな作品が出現するのか? 常識の壁を打ち砕く、新たな巨星の出現が待ち遠しい!

(構成・文=武藤徉子)