TVアニメ『それでも世界は美しい』記者会見で若手声優前田が生歌披露!

アニメ

更新日:2014/2/28

それでも世界は美しい
 白泉社の少女マンガ誌「花とゆめ」にて40周年記念作品として連載中の『それでも世界は美しい』(椎名橙)のアニメ化が決定し、2月21日、都内アフレコスタジオにて主要キャストが集った記者会見が行われた。


ニケ役の前田玲奈



前田演じるニケ

 『それでも世界は美しい』は歌を歌うことで雨を降らせる力を持つ「雨の公国」の第四公女であるニケ・ルメルシエ(ニケ)が、即位から3年で世界を治めた「太陽王リヴィウス一世(リビ)」のもとにいやいや嫁ぐことになるのだが、故郷から遠く離れた地でさまざまな困難を乗り越えながらリビたちと絆を深めていくファンタジー作品だ。studioぴえろがアニメーション制作を担当し、TVアニメ『ふしぎ遊戯』や劇場版アニメ『ルパン三世vs名探偵コナン THE MOVIE』を手がけた亀垣一氏が監督を務める。


リビ役の島崎信長



島崎演じるリビ

 今回会見に登壇したのは、「雨の公国」の第4公女であるニケに抜擢された若手声優の前田玲奈ほか、ニケの婚約者で孤独な少年王・リビ役の島崎信長、リビを見守る首席秘書官・ニール役の杉田智和、4姉妹のニケの姉である第一公女・ミラ役の伊瀬茉莉也、第二公女・ニア役の茅野愛衣、第三公女・カラ役の寺崎裕香、そしてリビに敵意を抱きニケとの関係を邪魔する神官のラニ・アリステス役の浪川大輔の7名だ。


ニール役の杉田智和



杉田演じるニール

 歌を歌うことで雨を降らせる能力を持つニケ役を選抜するオーディションは、新宿二丁目のカラオケスナックという異例の場所で行われたとのこと。歌唱も含めたオーディションは亀垣監督やスタッフのほか、スナックの関係者も居合わせる中で行われ、「ママさんのおかげで緊張がほぐれました」と、60人以上が参加したオーディションで主役を射止めた前田からその時の模様が語られた。

 そんな特異なオーディションにより主役のニケに抜擢された前田は、「ニケと同じ真っ直ぐな気持ちで、皆さんに体当たりしながら臨んでいきたいと思います!」と力いっぱい本作への意気込みを語り、そんな体当たりを主に受け止めることになる島崎からは「重厚な世界観に個性的なキャラクターが多い作品。リビは頭がいいが(15歳という年相応に)子供な部分もあるキャラクターなので、そのギャップと魅力を出していけたら」と語った。

 そんな2人を傍で支えることになるニールを演じる杉田は、本作についてとてもポジティブな作品と感じたとのことで、「このアニメを通してポジティブな思考を得るきっかけになれば」とアピール。さらにアニメならではの表現や大胆なアレンジへの期待も口にしていた。

 ニケの姉であるミラ、ニア、カラを演じる伊瀬、茅野、寺崎は、用意された椅子が会見中回ってしまうというハプニングにもそれぞれの手を繋ぐことで対処し、これから行われていくアフレコに向けて、姉妹の絆を見せていた。


ミラ役の伊瀬茉莉也



ニア役の茅野愛衣



カラ役の寺崎裕香

 そんなわきあいあいとした空気の中行われた会見の間、“浪川大先生”と他キャストから親しみも込めてイジラレていた浪川は、「女性でも男性でも、年齢も関係なく、幅広い層に受け入れられる作品になれば」と本作への期待を語った。

 さらに、この記者会見では前田演じるニケが歌う劇中歌「アメフラシの歌」を、作曲家の坂本裕介氏の伴奏で披露。タイトルにもなっている『それでも世界は美しい』という思いを届けるつもりで歌ったという前田の歌声に、キャスト陣も聞き惚れる記者会見となった。




「アメフラシの歌」を歌唱する前田

 TVアニメ『それでも世界は美しい』は日本テレビにて、4月放送予定!

取材・文=ucz

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TVアニメ『それでも世界は美しい』



■スタッフ
原作:椎名 橙(白泉社「花とゆめ」連載)
監督:亀垣 一
シリーズ構成:藤田伸三
キャラクターデザイン:夘野一郎
アニメーション制作:studioぴえろ

■キャスト
ニケ・ルメルシエ:前田玲奈
リヴィウス一世:島崎信長
ニール:杉田智和
ミラ:伊瀬茉莉也
ニア:茅野愛衣
カラ:寺崎裕香
ラニ・アリステス:浪川大輔

■公式サイト
それでも世界は美しい

(C)椎名 橙・白泉社/王室会報誌編集部