「高田憂希」声優インタビュー&撮り下ろしグラビア【声優図鑑】

アニメ部

2014/4/20

高田憂希

これからの活躍が期待される声優に、声優を目指したきっかけや、初めてのお仕事、そしてプライベートなことまで、気になるあれこれについてインタビューを行い、さらに撮り下ろしのミニグラビアも交えて紹介する人気企画「声優図鑑」。

第7回となる今回は、『Tokyo 7th シスターズ』で天堂寺ムスビを演じている高田憂希さんに話をうかがってきました。

――声優を目指したきっかけを教えてください。

高田:子供の頃、自分以外の何かになれるというのが楽しいと思っていたんです。仕事で親が家にいないことが多かったので、1人でテレビを見ながら、ニュースの証言者の人のモノマネとかをしていました。声が機械で変えられているというのも小さい時は分かっていなくて、あの機械音声を真似するのがただただ楽しかったですね(笑)。

声優になりたいと思ったきっかけは『美少女戦士セーラームーン』でした。中でもセーラーカルテットっていう4姉妹の女の子たちが特に好きで。変身する女の子が本当に可愛くて、そんなキャラクターたちの真似をしながら、声優を意識し始めたんです。本当は中学から演劇をやりたかったんですが、演劇部がなく、高校でやっと演劇部に入って、演技をするようになって。そして、演じるって楽しい、好きだって強く思いました。この好きなことにずっと打ち込めたら幸せだろう、ずっと打ち込んでいたいと思うようになり、自然と声優を目指すようになったんです。でも、その中で、声だけで何かを演じるってすごく難しいということにも気づいて、でも、その難しさも含めて、声優という職業にまた一段と惹かれるようになりました。

――『美少女戦士セーラームーン』以外には、どんな漫画やアニメが好きでしたか?

高田:少女漫画も読みはするんですが、「友情、努力、勝利!」みたいな少年漫画が多かったです。特に好きなのは中学に入って読むようになった「少年ジャンプ」(集英社)の、『BLEACH』や『シャーマンキング』ですね。ほかにもスポーツものも好きでした。


――高校を卒業してから、専門学校に通っていたんですか?

高田:本当は高校を卒業したらすぐ東京に行きたかったんですが、様々な面で難しくて。でも、ただ東京にいく準備をするために、(演技的に)何もしないで時間を空けてしまって演技から離れてしまうのは不安だなと思っていました。その時に、演劇をやったことはあっても、マイクの前に立つというのをやったことはないなと気づいたんです。それで地元で何箇所か体験入学をしてみて、マイク前に立つ感覚も体験して、さらに現実的な説明もしてくださったので、ここならいろいろ学べるんじゃないかと思えて、通うことにしました。本当に充実した2年間だったと思います。

――専門学校に通っていた時は、どんなキャラクターを演じるのが得意でしたか?

高田:強い女性が多かったですね。元気な女の子とかを薦められてはいたんですが、そこがすごく下手で…。天真爛漫な女の子はいいんですが、恋愛要素が入ると…(笑)。強い女性や芯がある女性が好きでした。ヒロインキャラクターより、その周りのかっこいい女性とかが好きでしたね。

――養成所を決めたのは?

高田:代々木アニメーション学院の福岡校に通っていたんですが、その時、今の養成所であるマウスプロモーションのスタジオ見学に行ける機会があったんです。その時に収録していたのは沢城みゆきさんたちだったんですが、生の収録を見学させていただいて。収録スタジオがあるというのはやっぱりすごいなと思いましたし、引かれるがまま、という感じでしたね。

――福岡出身とのことですが、地元から東京に出てきて環境の変化へ対応するのは大変だったのでは?

高田:一番心配だったのは、自分のことよりも母を残してきてしまうことでした。それをすごく悩んだ時期もあったんですが、やっぱり挑戦してみたいと思いました。そうしたら母も後押ししてくれて・・・本当に感謝しています。東京に出てくることも親元を離れて暮らしをすることも初めてで、今でも戸惑うことがいっぱいです。でも、そんなときは、母に甘えたりしちゃっていますね(笑)


――気をつけていることや、習慣にしていることはありますか?

高田:手洗い・うがいは、何処にいても必ずやりますね。後は、ドライヤーをかけながら外郎売()をやってみたり。顔が硬いと演技も硬くなってしまうので、顔のストレッチもするようにしています。いろんなところで学んでいる人たちがいて、それぞれやり方も違うので、他の人から自分がやっていなかったことを学んだりしますね。

※外郎売
歌舞伎十八番の一つ。養成所やアナウンサーの研修などで発声練習や滑舌の練習に使われている。


――iOSで配信されているゲーム『Tokyo 7th シスターズ』天堂寺ムスビちゃんを演じていますね。どんなゲームでしょう?

高田:アイドル育成ゲームで、アイドルの原石を見つけに行くところから始まるんです。ゲーム内の街中で画面にタッチすると、アイドルの原石を発見することが出来るんです。その中でもムスビちゃんにはフルボイスのシナリオがついているので注目してもらいたいです。アップデートされるごとにシナリオが追加されたり、キャラクターが追加されていくのも楽しいです。遊んでくれているファンのみなさんからは、「ムスビちゃんの新しいカードは追加されないんですか?」なんて質問をよく受けるんです。そういう声を聞くと本当に嬉しくて、頑張らなきゃって思いますね。

――メインキャラクターを演じるのは初めてですよね。

高田:これまでは劇場版アニメにモブでちょっと出演させていただいたくらいでした。ですからムスビちゃんは本当に初めての大きな役です。なので、驚きはあったんですが、嬉しくて、これはもうやり遂げるしかないなと思いました。

――ムスビちゃんはどんなキャラクターですか?

高田:実はオーディションでは別のキャラクターを受けていたんです。その時に、「ちょっとこの子もやってみて」と言われてやってみたのがムスビちゃんだったんです。事務所の方から合格の報せが来た時には、驚きすぎて本当に跳ねていました(笑)。ムスビちゃんは16歳で生徒会長をやっていて一見クールっぽいんですが、その中に子どもっぽい無邪気さもあるキャラクターです。


――収録の際に苦労したことはありますか?

高田:ムスビちゃんは初めの方から出てくるキャラクターなので、その後のキャラクターのエピソードにも関わってくることもあるんです。でも、ゲームは抜き録り(一人で収録をすること)なので、相手がどんなふうなキャラクターなのか、イメージを働かせて演じなければならなかったところが苦労したところです。でも一番大変だったのは、ムスビちゃんをどう表現するか?でした。クールという最初の印象から、エピソードが進むと可愛い部分がたくさん出てきて。クールさの中にも可愛さもあるキャラクターということで、そこのバランスをとるのがとても難しかったですね。クールを意識しすぎて男の子になってしまうところもあって注意されたりもしましたね。

――演じてみて、印象は変わりましたか?

高田:守ってあげたくなる子だなと思うようになりました。最初は引っ張っていく子なのかなというイメージだったんですが、途中で引っ張ってあげなきゃいけない子だって気付いたんです。台本をいただいて演じてみて、本当に印象が変わりました。クール担当という印象から、素直になるのが苦手な女の子なんだなと思うようになって。本当に魅力的な女の子です。いまだにムスビちゃんに選んでいただけたのが不思議で仕方ないです(笑)。

――ご自分が演じているムスビちゃん以外に、気になっているキャラクターはいますか?

高田:いますいます! もちろん全員すっごく可愛いんですが、西園ホノカちゃんていう子がお気に入りです。この子、福岡出身なんですよ!(笑) 方言を出すのをちょっと恥ずかしいと思っているお嬢さま系のキャラクターで、本当に可愛いんです。


――高田さん自身、方言は出てしまう方ですか?

高田:そうですね。友達とルームシェアしているので、家に帰るとすぐ戻っちゃいます(笑)。ちょっと気を抜くとすぐ出ちゃうんです。福岡だと「なんしよっと~」っていう言葉があるんですが、地元の北九州の方では「そうしよっちゃっね」っていうんです。それがなかなか抜けないですね。あと、専門学校があったのは博多だったので、北九州弁と博多弁とがごっちゃになっていろいろ混じってるから抜けづらいんですかね?(笑)。

――今後の声優としての活動の目標はありますか?

高田:水樹奈々さんのように、歌も歌えてアニメも洋画の吹き替えも出来るようになりたいです。歌の表現は台詞とはまた違う表現だと思うので、その歌で伝えられるようになりたいです。『Tokyo 7th シスターズ』でもキャラクターソングを歌って、ライブが出来たら嬉しいですね。

――では最後に、この記事を見てくれる方に、メッセージをお願いします。

高田:まだ声優になりたてで、キャリアも実力もまだまだなのに、こんな可愛らしい女の子を演じさせていただく機会をいただくことができました。本当に感謝しています。私ができることは一所懸命に演技をして、ファンの皆さんにお届けすることだと思います。これからもどんどん色んな役に挑戦して、色んな形で皆さんと交流出来たらいいなと思っています。応援よろしくお願いします。あ、そうだ!ムスビちゃんは焼きそばパンが大好きなので、ムスビちゃんには焼きそばパンをたくさんあげてくださいね!(笑)

――ありがとうございました!

次回の「声優図鑑」をお楽しみに!

高田憂希

・高田 憂希 on Twitter
https://twitter.com/sunflower930316

・Tokyo 7th シスターズ 公式サイト
http://t7s.jp/

(取材・文=ucz、撮影=山本哲也、キャスティング協力=吉村尚紀)